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[立ち話]2022.2.28

桑原拓の進化に期待!

再起戦に臨む桑原拓(大橋)
 日本フライ級11位の桑原拓(26=大橋)は、3月8日(火)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.86」で久野喬(29=スターロード)を相手に再起戦に臨む。

 昨年7月に日本王者のユーリ阿久井政悟(26=倉敷守安)に挑んだ桑原だったが、初回にダウンを奪われ、最終10回TKO負けで王座を獲得することができなかった。プロ9戦目で初黒星を喫した桑原は、復帰戦に臨むにあたり、どのような気持ちでリングに上がるのか?

 2月上旬、所属ジムで取材に応じた桑原は「負けたがあの試合をやって良かった。良い経験になった」と前向きに語った。
※撮影時のみマスクを外していただきました
「ダメージを与えるパンチ力をつけていく」
 「今のスタイルの良さを残しつつ、チェンジしていく」と話した桑原は、得意のスピードを活かした攻撃をブラッシュアップしていくようだ。「これまではスピードと手数に頼り過ぎていたが、ユーリ選手は途中から速さに慣れていた」。「緩急をつけた動きで相手にダメージを与えるパンチ力を身に着けていきたい。今はあえてスピードを落とす練習をしている」と、壁にぶち当たったことで試行錯誤している。

 続けて「負けたことで納得してスタイルチェンジができる。順風満帆にいくより返って良かったかもしれない」と悔しさを糧に復活を遂げるつもりだ。
さらに下半身が強くなった
 毎週土曜日の合同階段ダッシュトレーニングに加えて、同門の武居由樹(25)がK-1時代に所属していた「POWER OF DREAM」でのフィジカルトレーニングに参加し下半身強化に努めている。
「徐々にランキングを上げていく」
 桑原は「ランキングもかなり落ちてしまったが、気にせずにしっかりと復活して、今年は全勝する。勝ち進んでいけばランキングも上がっていくはず。まずは次戦をしっかりと勝つ」と、焦らず立て直してくいくつもりだ。
「一番盛り上げる!」
 当日は、同門の中嶋一輝(28)の再起戦や日本ユース・スーパーバンタム級タイトルマッチ、王者の石川春樹(22=RK蒲田)対津川龍也(21=ミツキ)など注目のカードが揃った。「一番面白くて盛り上げる試合を見せたい」と自信を見せて、「ただインパクトのある試合は一輝さんにお任せする」と、後ろにいた中嶋を見てクスっと笑った。