世界を見据えた戦い! S.ライト級日本・WBO-AP戦!
WBOアジアパシフィック(WBO-AP)・日本2冠タイトルマッチの前日計量が27日、都内で行われた。昨年10月に王座に就いたスーパーライト級王者の平岡アンディ(25=大橋)の初防衛戦の相手は、日本ランキング1位でWBO-AP8位のアオキ クリスチャーノ(33=角海老宝石)。注目を集めている一戦だ。
試合は「ひかりTV」でライブ配信が予定されている!
計量をリミットまで100グラム残して63.4kgで終えた平岡は「コンディションはバッチリです。ゆっくり休みます」と順調に体重を落とせたことを報告。初防衛戦にも気負いはなく、「世界を見据えて、何をすれば良いかを考えてやってきた。期待を裏切らないように取り組んできたので、練習してきたことを出すだけです。楽しみですね」と、取材陣の質問に丁寧に答えた。
この日は、スーパーライト級世界4団体統一王者のジョシュ・テイラー(31=英国)が判定2-1と苦戦の末、防衛を果たしたが、「見たかったけど、見れるところがなかった」と、残念そうな素振りを見せた。IBFの世界ランキングは6位に入るなど、世界戦線の最上位まで、あと一歩のところにまで来ている平岡らしく、「マティアスとやりたい」と、IBF2位のサプリエル・マティアス(29=プエルトリコ)の名前を挙げた。
一方、リミットの63.5kgピッタリで計量を終えた挑戦者のアオキは「いつも通りの自分のボクシングをやります。チャレンジを受けてくれたことに感謝しています。ありがたく全ていただきます。押忍!」と意気込むと、「試合が終わっても、2週間で試合ができる体重に落とせるようにしておきます」と、いつでも、ジョシュ・テイラーに挑戦できるように臨戦態勢に入っていることを伝え、こちらも世界に目が向いていることをアピールした。
英国スコットランドで27日、スーパーライト級のジョシュ・テイラー(英国)が苦戦を強いられながらも、主要4団体の王座防衛に成功。この一戦で、テイラーの牙城は崩せると自信を持った世界ランカーも多いはず。世界水準の動きを見せることが出来れば、平岡とアオキの勝者も世界トップ戦線に食い込むチャンス。勝ち負けだけではなく、内容も気になる大一番となりそうだ。
※世界の主要4団体
WBA(世界ボクシング協会)
WBC(世界ボクシング評議会)
IBF(国際ボクシング連盟)
WBO(世界ボクシング機構)