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[前日計量]2022.2.26

岡山が熱い! 何かが起こる?!

熱戦に期待!
 日本フライ級タイトルマッチの前日計量が26日、岡山市内で行われ、王者のユーリ阿久井政悟(26=倉敷守安)と元王者で同級1位の粉川拓也(36=角海老宝石)が顔を合わせた。

 試合は、明日の27日(日)にサントピア岡山総社で開催される「桃太郎ファイトボクシング.41」のメインイベントで行われる。

 計量後に電話取材に応じた両者は、決戦に向けて静かに闘志を燃やした。
「いつも通りの試合になる」
 これが3度目の防衛戦の阿久井は、フライ級リミット(50.8㎏)を300g下回る50.5kgでクリアした。阿久井は「年末年始も食べ過ぎず、鍋料理を中心にしてヘルシーな生活を送っていた。計量日の前日はしんどかったが、今回は順調に体重が落ちた」と仕上がりの良さを強調した。

 「優しそうなイメージを受けた」と粉川の印象を語ると、「長い間、フライ級を引っ張ってきた方なので、尊敬の念も込めて全力でいく」とベテランチャレンジャー撃破に自信を示した。

 現在3団体で世界ランク入りしている阿久井は、地元岡山で世界をアピールする内容を見せるつもりだ。
「これまでのキャリアをぶつける」
 一方の粉川は100gアンダーの50.7㎏で秤を降りた。「いつも計量が終わると何も考えずに一気に食べてしまうが、今回は洪さん(洪東植トレーナー)に見られながらゆっくりと噛んで食べた」と、お粥とおかず、フルーツを口にして、体力回復に努めた。

 「阿久井君は世界を見ていると思うが、自分はまた日本チャンピオンになりたいという思いでここまで来た。洪さんと積み重ねてきた練習の成果とこれまでのキャリアをぶつけて勝ちにいく」と言葉に力を込めた。
サントピア岡山総社でゴング!
 強打とテクニックを兼ね備えたフライ級絶対王者の阿久井が力を示すのか? それとも40戦目を迎える粉川が3度目の王座返り咲きを果たすのか? 明日、岡山のリングが熱い!