ボクシングモバイルニュース
[前日計量]2022.2.24

IBFアトム級王座戦! 高度な技術戦に期待!

左:宮尾綾香(ワタナベ)
右:松田恵里(TEAM10COUNT)が激突!
 IBF(国際ボクシング連盟)アトム級王座決定戦の前日計量が24日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、OPBF東洋太平洋同級王者の松田恵里(27=TEAM10COUNT)と、元WBA(世界ボクシング協会)アトム級王者の宮尾綾香(38=ワタナベ)が計量に臨んだ。

 両者は、明日の25日(金)に後楽園ホールで開催される「Victoriva.8」のメインイベントで激突。アトム級ダブル世界戦を含む全6試合を「ボクシングモバイル」と「BOXING RAISE」が、試合当日18時よりライブ配信する。

■選べる視聴方法

1)ボクシングモバイルで視聴する方法
※ボクシングモバイルは「PPV(有料都度課金)」方式を採用し、510円(税込)で「Victoriva vol.8」の6試合のみ視聴できる。

2)BOXING RAISEで視聴する方法
※BOXING RAISEの有料会員登録※月額980円(税込)をすると「Victoriva vol.8」を含む、2000試合以上のアーカイブ映像の視聴ができる。

※Victoriva vol.8で開催されるダブル世界戦

1) IBF世界アトム級王座決定戦

松田恵里(TEAM10COUNT)vs宮尾綾香(ワタナベ)

2) WBO世界アトム級タイトルマッチ

岩川美花(姫路木下)vs鈴木菜々江(シュウ)
「ハートは熱く頭は冷静に戦う」
 先に秤に載った松田は、アトム級リミット(46.2㎏)ちょうどでクリアした。「体が大きくなった分、きつくはないが、初めて減量をした。それでも筋肉の量は落とさずにしっかりと落すことができた」と仕上がりの良さをアピールした。

 昨年3月に花形冴美(花形→引退)が保持していた王座に挑んだ松田だが、引き分けで惜しくもベルトを逃した。前戦に続く2度目の世界挑戦だが「ハートは熱く頭は冷静に戦う。気持ちが前のめりにならないように心掛けたい」気負いはないようだ。

 高校時代からの練習仲間で同い年の宇津木秀(27=ワタナベ)が、2月8日(火)に日本ライト級新チャンピオンに輝いた。宇津木の戴冠に刺激を受けたという松田は「練習してきたことをすべて出して私がベルトを巻く」と言葉に力を込めた。
「丁寧に戦う」
 一方、王座奪還を目指す宮尾は100gアンダーの46.1㎏でパスした。松田とはこれまで何度もスパーリングをしてきた仲で「親戚のような、姪っ子のような感じ。できれば前日計量ではなくてリング上で会いたかった」と複雑な心境を明かした。それでも「今、スイッチを入れると疲れてしまうので明日、リングに上がってから入れる」と決戦に向けて静かに闘志を燃やした。

 写真撮影の際、空位のIBFベルトを触った宮尾は「明日、このベルトを獲りたいと強く思った。丁寧に戦えば結果はついてくる」と自信を示した。明日で13回目の世界戦を迎える元女王は松田にベルトを獲る厳しさを教えるつもりだ。
オフィシャル
レフェリー:飯田徹也
ジャッジ:福地勇治
ジャッジ:岡庭健
ジャッジ:染谷路朗
立会人:安河内剛