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[試合後会見]2022.2.14

バレンタインデー決戦!勝利したのは!?

再戦を制したのは!?
 日本女子フェザー級タイトルマッチが14日(月)、後楽園ホールで開催された「星野敬太郎追悼興行」のメインイベントで行われ、王者の若狭与志枝(33=花形)と挑戦者の三好喜美佳(38=川崎新田)がベルトを懸けて激しく打ち合った。

 立場を入れ替えてのダイレクトリマッチ。若狭が返り討ちを果たしたのか?それとも三好が王座奪還に成功したのかーー。
三好喜美佳(川崎新田)が王座奪還に成功!
 乱打戦を制した三好が雪辱を果たした。序盤はジャブで顔を弾きペースを掌握。3回に若狭はプレスをかけて左右フックで反撃すると三好も真っ向から応戦した。その後は、手数で攻め立てる若狭に対し、三好はワンツーを返し譲らなかった。3者とも2ポイント差で三好が新チャンピオンに輝いた。 
「気持ちで負けたくなかった」
 再びベルトを巻いた三好は「ポイントは計算せず、とにかく攻めることだけを考えて戦った。(若狭選手は)勢いがあったが以前ほどは感じなかった。ジャブが当たったので相手は迷ったのかもしれない。インパクトのあるパンチを入れることができたと思う」と喜びに浸った。
「世界しか見ていない」
 前回、若狭に敗れてから「続けるか迷った」とジムワークは週1ペースでボクシングから離れることも考えたという三好だが「コロナ禍の中、応援してくれる人を勇気づけたい。自分の気持ちに正直になろうと思って」と昨年11月に本格的に練習を再開した。

 会見に同席した新田渉世会長は「年齢を重ねているが、まだまだ伸びている。このような状況だが世界に近づけるように進めていきたい」と3度目の世界挑戦に向けて全力でサポートしていく。
ベルトとチョコレートをプレゼント
 会見後には新田会長とコンビを組む笠康次郎トレーナーにチョコレートをプレゼントした三好。川崎新田ジムにとって最高の夜になった。
採点表