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[前日計量]2022.2.4

待ちに待った日本バンタム級王者が誕生する!

タイトル初挑戦の大嶋剣心(帝拳)
 1年間王座不在の日本バンタム級王座決定戦の前日計量が4日、都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われた。ランキング2位の大嶋剣心(26=帝拳)の代表取材のコメントが届いた。

 明日5日(土)に後楽園ホールで開催される「第609回ダイナミックグローブ」のメインイベントで、ランキング1位の澤田京介(JB SPORTS)と2位の大嶋剣心(帝拳)が日本バンタム級王座を懸けて対決する。
ベルト獲得に自信を見せた大嶋剣心(帝拳)
■計量はリミットでした。減量はうまくいったようです。
「完璧ですね。自分の中では、この上ない仕上がりです。昨日も普通に飯を食ってきたし、今日も普通に食べました。体はこの2年で結構作ってきて不安はないです。昨日は食パン一斤とバナナ4本。今日も食パンとバナナ。消化に良いものを食べました。それにしても、昨日、食パン一斤食べられたのには自分でもビックリしました」

■今夜は何を食べる?
「スッポン鍋、ウナギ、力うどんに、ボクは冷麺も好きなので。これまで、ボクはリカバリーが下手だったので、色々と研究をしてきました。好きなモノを選んで食べるわけではなく、しっかり研究して、高炭水化物のものを調べて食べます」

■2年3か月ぶりの試合。
「試合カンがないのは当たり前なので、デビュー戦のつもりで戦う。デビュー戦だからといって不利ということはないし、男と男の殴り合いなので、デビュー戦だろうと、試合カンがあろうとなかろうと、やることは一つ。勝つだけです」

■こうやって、計量を終えて、気持ちも高まってきた?
「計量中も計量後も、気持ちは一緒。負ける要素はない。これっぽっちもない。動物と動物同士で向き合って殴り合うだけ。負ける気はしない」

■澤田選手の印象は?
「澤田選手とは初めて会いましたが、ずっと伏し目がちだったし、向き合っても負ける気はしなかった。思ったよりも小柄だった。結構、経験値のあるボクシングをするという印象。気負いも緊張もない。ボクシングなので、実際にグローブを交えてみると、思ったよりも技巧派だとか、違う感じに思うことがあるかもしれません。でも、僕はやるだけです」

■スパーリングは十分積めた?
「136ラウンド。結構強い選手とやってきたし、久しぶりの試合だろうが動じない」

■豊嶋、岩田と同じ帝拳ジムの同学年が昨年、タイトルを取っている。
「95年組は一番輝いている存在と思われてもいい。皆に僕のことも覚えてもらいたい。一番輝いていると」

■意気込みを。
「2年3か月ぶりの試合で、長い間、僕のボクシングを皆に見せられなかったので、デビュー戦のつもりで挑んでいるし、この間に伸びしろというか、成長もあるのと思うので、別人だと思ってくれれば。新しい大嶋剣心を見せられるんじゃないかと思う。スター誕生を見るくらいのつもりで(笑い)。はっきりとした試合結果を見せるつもりです」