ボクシングモバイルニュース
[試合後談話]2022.1.31

13年半ぶりにカムバック!

左:松岡久仁夫(DANGAN越谷)が攻め立てる
 「DANGANオール4回戦2022.vol.1」が31日、後楽園ホールで開催され、全7試合中6試合がKO決着となった。

 第7試合フェザー級4回戦では、松岡久仁夫(35=DANGAN越谷)と中野健斗(28=新日本木村)が対戦した。2008年7月以来のリングに上がった松岡は勝利することができたのか!?
初回KO勝ち!
 開始早々、松岡が右ストレートでダウンを奪うと、ジャブからワンツーに繋げてペースを掌握。中野の右目下を切り裂きレフェリーストップに持ち込んだ。
「初回で終わるとは思わなかった」
 久しぶりに勝ち名乗りを受けた松岡は「最初にダウンを奪った右ストレートは得意なパンチで狙っていた。結果的に倒すことができたが、焦ることなくセコンドの指示を聞いて冷静に戦った。危ない場面もあり、紙一重の勝負。まさか初回で終わるとは思わなかった」と声を弾ませた。
13年半ぶりに勝利
 19歳でデビューした松岡だが「偶然が重なって勝てただけで自信はなかった。就職も決まったので」と一度はグローブを吊るした。引退後は、塗装業をしながらDJ(ディスクジョッキー)をするなど、ボクシングとは無縁の生活を送っていた。

天国にいる先輩に見てほしい

 5年前に再びボクシングへの情熱が再燃したが、リングに戻る覚悟がつかなかったという。しかし、「ずっと『試合を見たい』と言ってくれていたDJ時代の先輩が、3年前に急に亡くなった。天国にいる先輩に戦う姿を見てほしい」とカムバックを決意しライセンスを再取得した。
35歳の松岡久仁夫に注目!
 4勝を挙げてB級に昇格した松岡は「今度はできるところまで続けていきたい」と完全燃焼するつもりだ。