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[ニュース]2011.8.28

結果★ポベトキン対チャガエフ

ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)がスーパー王者に昇格したために空位になっていたWBA世界ヘビー級王座の決定戦、アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)対ルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン)の12回戦が27日(日本時間28日)、ドイツのエルフルトで行われた。
○アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)
 12回判定(3-0)
●ルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン)

 試合は5回までは拮抗した内容だったが、6、7回で元WBA王者チャガエフが優勢を印象づけた。しかし04年アテネ五輪金メダリストのポベトキンも反撃。8回以降を確実に押さえて流れを逆転。最終回、サウスポーのチャガエフの追い上げをかわして逃げ切った。
 採点は117対113が二者、116対112が一者の3-0。31歳の新王者は22戦全勝(15KO)。返り咲きを拒まれた32歳のチャガエフは30戦27勝(17KO)2敗1分。

 アンダーカードで行われたWBA&WBOインターコンチネンタル・ヘビー級タイトルマッチは、王者ロバート・エレニアス(フィンランド/独)が元王者セルゲイ・リャコビッチ(ベラルーシ)に9回19秒TKO勝ちを収めている。
 身長2メートルの大型パンチャー、エレニアスは8回終盤にダウンを奪い、9回早々に猛攻。リャコビッチのダウンと同時にレフェリーが試合を止めた。
 今後、台風の目になりそうなエレニアスは16戦全勝(11KO)。リャコビッチは29戦25勝(16KO)4敗。