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[公開練習]2021.12.24

福永亮次「最後には自分の手が挙がる」

決戦まで残り1週間!
 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級6位の福永亮次(35=角海老宝石)が24日、都内の所属ジムで報道陣に練習を公開した。

 大みそかに大田区総合体育館で王者の井岡一翔(32=志成)に挑戦する福永は、順調な調整ぶりをアピールした。

 試合は、当日18時30分からTBS系列で全国生中継、18時55分から動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でライブ配信される。
「緊張とワクワクが入り混じっている」
 決戦を1週間後に控えた福永は「ワクワクしているし緊張もしている」と今の心境を明かした。急きょ決まった世界戦で連日のように公式行事があり、慌ただしい中で調整しているので無理もない。それでも「熱く感動させる試合をする。最後には自分の手が挙がっている」と、自らに言い聞かせるように言葉に力を込めた。
リミットまで残り3㎏
 井岡の印象を聞かれた福永は「すべてが一流。気をつけるところは全部です」と語ると、「自分が戦うとなったら見方も変わる。ちょっとした隙とかも見るようになった」とコンビを組む奥村健太トレーナーと井岡対策を練っている。

 スパーリングは、21日(火)に打ち上げて残りはマスボクシングで調整していく。リミットまで残り3㎏で問題なしを強調した。
勝てば35歳4ヶ月での戴冠
 試合当日は、地元・大阪高槻市の中学校でパブリックビューイングが予定されている。「恥ずかしい気持ちもあるが、皆が応援してくれて嬉しい」と仲間の応援をパワーに変える。

 会見後にはシャドーボクシング、ハンドミット打ち、ドラムミット打ちをそれぞれ1ラウンドずつ披露。ドラムミットには強烈な左ストレートを叩き込んだ。
アジア最強から世界へ!
 急転直下で決まった世界初挑戦。勝ち試合のKO率93.3%の強打を武器に難攻不落のチャンピオン井岡の牙城を崩しにいく!