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[公開スパーリング]2021.12.16

ヘビー級の但馬ミツロが圧巻のパフォーマンス!

左:但馬ミツロ(3150FC)がリングに上がった
 アマチュア5冠の但馬ブランドンミツロ(27=3150FC)が16日、メルパルクホール大阪で開催された「3150ファイトVOL.1」で元OPBF東洋太平洋クルーザー級王者の西島洋介氏(48)とエキシビションマッチを行った。

 但馬と西島は、12オンスのグローブでヘッドギアなしでスパーリングを行った。
スパーリングは2ラウンドで終了
 但馬は相手のコンビネーションをブロックすると、ボディを当てた。様子見を終えるとキレのあるジャブからラウンド終了間際にワンツーでグラつかせた。2回、但馬はロープに詰めて上下に打ち分けて攻勢。レフェリーが一度ストップすると再開後、左ボディを決めたところでレフェリーが割って入り4ラウンド予定のスパーリングは2ラウンドで終了となった。
デビュー戦が待ち遠しい
 イベント終了後に囲み取材に応じた但馬は「西島さんのパンチを受けて"本気"を感じた。目の奥の光は消えていなかった。拳を交えることができて嬉しかった。現役時代は見ていないが、子どもの頃に総合格闘技に出ていたのを見ていたので心に来るものがあった」と1990年代の重量級を盛り上げた西島に感謝した。
但馬の実力を評価した
 一方の西島は「総合格闘技のリングに上がりたかったが、最後はボクシングで終わりたかった。これで悔いはないです」と満足げな表情を見せた。

 続けて「(但馬選手は)スピードがあり、落ち着いていて当て勘がいい。ヘビー級でも良いところまで行くのではないか。チャンスはあると思う」と但馬の実力を評価。自身は果たすことができなかった世界ヘビー級王者という夢を託す。
「来年はロシアで修行させたい」
 亀田興毅会長は「(但馬は)すごい逸材です。ただ、日本にはスパーリング相手がいないので来年は海外に行かせて育成していきたい」とロシアでのスパーリング合宿を計画してることを明かした。