ボクシングモバイルニュース
[試合後談話]2021.12.5

王座挑戦権をゲットしたのは!?

スーパーフライ級挑戦者決定戦
 日本スーパーフライ級挑戦者決定戦が5日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「CRASH BOXING.24」セミファイナルで行われ、元日本王者で同級1位の久高寛之(36=仲里)と同級2位の川浦龍生(27=川島)が拳を交えた。

 キャリア50戦目の久高と9戦全勝(6KO)で大阪に乗り込んだ川浦が激突した。
久高寛之(仲里)が競り勝った
 老獪な試合運びを見せた久高が接戦を制した。序盤は、サウスポー川浦がスピードを活かした攻撃でペースを掌握。左ボディストレート、ワンツーを決めてポイントを重ねた。劣勢の久高だが慌てずにジリジリと距離を詰めると左ボディ、さらにいきなりの右ストレートをヒットして挽回。終盤もしつこくボディを攻めて川浦を下がらせた。ジャッジ2者の支持を得た久高が競り勝った。
「王座に返り咲く」
 来年のチャンピオンカーニバル出場を決めた久高は「相手はパンチにキレがあったが、動きは想定内だった。距離を潰して嫌がることを意識した。ボディ攻撃を嫌がって、バッティングで集中力が切れたのがわかった。今日はキャリアの差で勝つことができた」と試合を振り返った。

 節目の50戦目を勝利で飾った久高は「とにかく勝ててホッとしている。生き残ることができて良かった」と笑顔を見せると、「来年、タイトルマッチに出ることは決まっているのでベルトを奪いにいく」と王座返り咲きを誓った。
「バッティングで焦ってしまった」
   一方、10戦目で初黒星を喫した川浦は電話取材に応じると「序盤の動きは良かったが、バッティングで傷を負って、途中で止められるのではないかと焦ってペースを上げてしまった。最後はバテてしまった」と話すと「久高選手は、接戦戦でこっちが嫌がることをしてきたりと上手かった。採点はよくて引き分けかなと思った」と感想を語った。
採点表