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[前日計量]2021.12.4

挑戦権を懸けてベテランと新鋭が激突!

右:川浦龍生(川島) 右:久高寛之(仲里)
 日本スーパーフライ級挑戦者決定戦の前日計量が4日、大阪市内のジムで行われ同級1位の久高寛之(36=仲里)と同級2位の川浦龍生(27=川島)が計量に臨んだ。

 両者は、明日の5日(日)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催される「CRASH BOXING.24」セミファイナルで拳を交える。

 計量を終えた2人に電話取材で意気込みを聞いた。
50戦目のリングに上がる
 元日本王者の久高は、100gアンダーの52.0kgでクリア。「これまでプロのリングで勝ってきて自信をつけているなと思った」と横に並んだ川浦の印象を口にすると、「ゴングが鳴らないとわからないが、自分のペースに引き込むように精一杯努力する。おおまかなイメージはあるがスムーズにいくか、苦労して作らないといけないのか。そこはやってみないとわからない」と落ち着いた口調で試合への意気込みを語った。

いつも通りに戦う

 苦節16年目で日本王座を獲得するも初防衛に失敗。王座奪還のためにも負けるわけにはいかない一戦だ。

 明日の試合が節目の50戦目となる久高だが「50戦目だからどうこうはない。これまで積み重ねてきた一戦に過ぎないが、しっかりと自分のボクシングをして勝つことを念頭に置く」といつも通り自然体でリングに上がる。
「勝ちに徹する」
 一方の川浦はリミットちょうどの52.1㎏を測定した。「第一関門の計量をクリアして、やっとここまできたという思い。挑戦者決定戦で勝てばタイトルマッチなので気合いが入っている」と言葉に力を込めた。 

80名の応援団が駆けつける

 東京と地元の徳島県から合わせて80名の応援団が駆け付けて川浦の勝利をサポートする。「アウェーだが多くの人が応援に来てくれるので心強い」と話すと、「理想はKO勝ちだが、流れもあるので勝ちに徹する。敵地なので攻めていかないといけないが、自分のボクシングを崩さないように戦う」と持ち前のスピードとテクニックで久高を撃破するつもりだ。