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[ニュース]2011.8.22

ワールドプレミアム発表会見

会見のもよう
 来たる11月6日、国立代々木競技場第二体育館で開催される「The REAL」ワールドプレミアムボクシングVol.14の発表会見が22日、都内で執り行われた。
 代々木競技場第二体育館では、WBC世界スーパーフェザー級王者・粟生隆寛(帝拳)のV2戦をメインに、日本バンタム級王者・山中慎介(帝拳)、日本フライ級王者・五十嵐俊幸(帝拳)の両雄がWBC世界バンタム級・フライ級次期挑戦者決定戦に出場する。
 2度目の防衛戦が決定した粟生と、世界挑戦最後の関門に挑む山中と五十嵐が、それぞれ意気込みを語った。
粟生 隆寛
■WBC世界スーパーフェザー級王者・粟生 隆寛(帝拳)
 代々木のメインを務める粟生は「気合が入ってきた。勝つことが皆さんの期待に応えること。勝ちが最低条件。最高の結果がついてくれば嬉しい」と勝利を誓う。無敗の挑戦者ボスキエロに対して「簡単な相手ではない。これから田中さんと対策を立て、万全の体制でリングに上がります」と気を引き締めた。最後に粟生は「世界タイトルは多くを期待される。"スカッ!"と勝ち、お客さんに喜んで頂ける試合をしたい」と意気込みを語った。
山中 慎介
■WBC世界バンタム級3位・日本同級王者・山中 慎介(帝拳)
 次期挑戦者決定戦が決まった山中は「これに勝てば世界戦。モチベーションが上がる。あと一歩。自分の左が当たれば倒れる。KOで勝ちたい!」と早くもKO宣言。対戦相手エスキバルの印象には「メキシカンはリズムが違う。パンチもある選手。一発に注意している」と23勝中17KOを誇る強打を警戒。この一戦に勝利すれば、WBC世界同級王者ドネアとの対戦に山中は「ズバ抜けていると思う。自分も決定戦に勝ち、ワンステップ上がる。だけど(ドネアは)強いですね」と最強王者に想いを馳せる。
五十嵐 俊幸
■WBC世界フライ級3位・日本同級王者・五十嵐 俊幸(帝拳)
 次期挑戦者決定戦出場に五十嵐は「プロ6年目であと一歩の場所まできた。皆さんの期待に応る試合をしたい」と意気込みを語る。対戦相手ウイカブの印象には「まだビデオを観ていないので(笑)。右が強いパンチャーだと聞いています」と答えるに留まった。最後に五十嵐は「スピードを活かして戦いたい。11月の挑戦者決定戦では、もう一段強くなった五十嵐俊幸を見せたい!」と更なるレベルアップを決意した。
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 会見では帝拳ジム浜田剛史代表が外国人勢を分析し「粟生の相手は隙のない選手。技術戦になるだろう。山中の相手は一発で倒す力を持っている。スリリングな試合展開になる。五十嵐の相手は27歳だがキャリアもあり、自分のスタイルを崩さない。簡単に勝てる相手ではない」と3試合全てが"タフマッチ"になることを予言。
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 11月16日、代々木競技場第二体育館で開催される「The REAL」では、粟生隆寛は磐石の試合運びで世界王座を守れるのか。山中・五十嵐は左ストレートを炸裂させ、はたして世界挑戦に王手を掛けれるのか…。

■ワールドプレミアムボクシングVol.14
WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
王者・粟生隆寛(帝拳)VS挑戦者デビス・ボスキエロ(イタリア)

WBC世界バンタム級次期挑戦者決定戦
同級3位・山中 慎介(帝拳)VS同級2位クリスチャン・エスキベル(メキシコ)

WBC世界フライ級次期挑戦者決定戦
同級3位・五十嵐 俊幸(帝拳)VS同級2位ウィルベルト・ウイカブ(メキシコ)

■日時:11月6日(日)
■会場:代々木競技場第二体育館
■お問い合せ:帝拳プロモーションTEL.03-3269-6667


デビス・ボスキエロ(イタリア):30戦29勝(14KO)1分
クリスチャン・エスキベル(メキシコ):25戦23勝(17KO)2敗
ウィルベルト・ウイカブ(メキシコ):40戦33勝(18KO)5敗1分1無効試合