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[試合後会見]2021.11.27

フェザー級挑戦者決定戦! 勝ったのはどっち?

左:阿部麗也(KG大和)の左がヒット
 日本フェザー級挑戦者決定戦が27日、後楽園ホールで開催された「DANGAN246」のセミファイナルで行われ、同級1位の渡部大介(30=ワタナベ)と同級2位の阿部麗也(28=KG大和)が来年のチャンピオンカーニバル出場を懸けて拳を交えた。

 2018年3月以来の対戦(阿部の判定勝ち)。渡部がリベンジしたのか?それとも阿部が返り討ちを果たし3度目の王座挑戦に王手をかけたのか――。
挑戦権をゲット!
 サウスポー阿部が左ストレートで勝負を決めた! 渡部がジリジリと距離を詰めるのに対し、阿部はフットワークから左ボディストレートをヒット。3回、阿部は左ストレートをジャストミートすると渡部の右目上がみるみるうちに腫れ出した。渡部陣営は3回のインターバルで棄権を申し出た。
「作戦通りに戦えた」
 「相手がアグレッシブに来るのは想定していたので焦ることなくできた。左はほとんど出さず、距離を保ちながらどこかでタイミングの良いパンチを入れようと思った。ドンピシャで左が入り相手が嫌がっているのがわかった」と会心の勝利に胸を張った。
チャンピオン攻略に自信あり!
 試合後には、メインイベントで行われた日本フェザー級タイトルマッチ、王者の丸田陽七太(24=森岡)対同級7位の日野僚(31=川崎新田)を観戦した。
阿部は「日野選手も挑戦者らしく頑張っていたが、さすが丸田チャンプ」と丸田の勝利を祝福した。しかし、「強引に詰められたら嫌がっていたし、日野選手にパワーがあったらわからない試合だった。サウスポーに対しもっと上手いかと思ったが…」と丸田攻略に何かを見つけたようだ。

阿部さんの左が火を噴く!

 「丸田選手との試合は、スリリングな展開となるが、どこかで阿部さんの左が火を噴くでしょう。次が3度目の挑戦。勝ちますよ!」と王座奪取を宣言。最後に「そろそろ『天才』が復活ですね!」と話し会見を締めた。
次戦、凡才から天才に格上げか!?
 阿部は2019年5月に源大輝(ワタナベ)に挑戦し引き分け、さらに同年9月に佐川遼(三迫)との王座決定戦で判定で涙を呑み、次が3度目の王座挑戦となる。来年のチャンピオンカーニバルが今から楽しみだ!