米国2会場で前日計量ベナビデス&ムンギア
米国の2会場で13日(日本時間14日)に注目選手たちが前日計量に登場。アリゾナ州フェニックス、フットプリント・センターで元WBC(世界ボクシング評議会)スーパーミドル級王者デビッド・ベナビデス(24=米)とノーランカーのケイロン・デイビス(27=米)が169ポンド契約10回戦で対戦する
また、カリフォルニア州アナハイム、ホンダ・センターでは元WBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級王者ハイメ・ムンギア(25=メキシコ)が、WBA(世界ボクシング協会)スーパーミドル級7位のガブリエル・ロサド(35=米)と、WBOインターコンチネンタル・ミドル級タイトルマッチに臨む。
ベナビデスは契約体重169ポンド(76.6kg)をリミットでクリア。対するデイビスは600gアンダーの76.0kgで秤を降りた。
当初はWBC世界スーパーミドル級挑戦者決定戦として、同級1位のベナビデスと、元IBFスーパーミドル級王者ホセ・ウスカテギ(30=ベネズエラ)の対戦で決まっていたが、ウスカテギが薬物検査で陽性となり出場不可、代わってデイビスとの契約体重でのオープン戦となった。
スーパーミドル級4団体制覇王者サウル”カネロ”アルバレス(31=メキシコ)の次の相手として候補に上がっているベナビデスのパフォーマンスに注目が集まる。
WBOインターコンチネンタル・ミドル級タイトルマッチ、ムンギアは同級リミット72.5kgで計量をパス。対するロサドは300gアンダーの72.2kgで合格した。
スーパーミドル級同タイトルを保持するムンギアにとってこれが2度目の防衛戦。現在、WBOとWBCで1位、WBAで4位につけ、2階級目となる世界挑戦前哨戦とも言えそうだ。対するロサドは前戦でホープのバクテミール・メリクジエフ(25=ウズベキスタン)を相手に初回にダウンを奪われるも、3回にカウンターを決めて逆転劇を演じ再びトップ戦線に返り咲いた。
メキシカンの次世代スター候補のムンギアと、粘るプエルトリカン・ロサドのメキシコvsプエルトリコ対決が繰り広げられる。