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[非公開練習]2021.10.26

田中恒成が北陸のホープとガチンコスパー!

田中恒成(畑中)と英洸貴(カシミ)が打ち合った
 元世界3階級制覇王者の田中恒成(26=畑中)が、24日~25日の2日間にわたり名古屋市内の所属ジムで2018年全日本スーパーバンタム級新人王の英洸貴(はなぶさ・ひろき/22=カシミ)との実戦練習に臨んだ。

 12月11日(土)に名古屋国際会議場でIBF(国際ボクシング連盟)スーパーフライ級5位の石田匠(29=井岡)と対戦する田中は、ファイトスタイルが近い長身の英と、合計12ラウンドのスパーリングで調整した。
石田匠(井岡)とタイプが近い相手との練習
 ジム内は関係者数名のみが見守り、緊張感がピーンと張り詰める中、英が細かくジャブを突くと田中はステップワークとガードで被弾を回避。英との距離を潰して速いワンツーを叩きつけた。
気迫がみなぎっていた
 英との実戦練習を終えた田中は「良い練習になった。自分の得意な距離に持っていくこと、打ち終わりにパンチをもらわないこと、体が浮かないことを意識した」と話すと、「打ち終わりに少しもらってしまった。効いていなくても相手がリズムに乗ってしまう」と反省点を挙げた。強敵の石田との決戦まで残り1ヶ月半。少しの油断もなく万全の状態で仕上げていく。
11月13日(土)に亀田京之介(ハラダ)に挑戦する
 今回、初めて田中と拳を交えた英は「接近戦が上手くて自分のボクシングをさせてもらえなかった。様々な角度からパンチが飛んできて、力の抜けたパンチと強いのを織り交ぜてきた。すごく良い経験をさせてもらいました!」と元世界3階級制覇王者の強さを肌で感じていた。

 11月13日(土)に、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で日本ユース・フェザー級王者の亀田京之介(23=ハラダ)に挑戦する英にとっても収穫を得た2日間だったようだ。