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[立ち話]2021.10.11

矢吹正道が沖縄で現役続行宣言!

矢吹正道(緑)に聞いた!
 WBC(世界ボクシング評議会)ライトフライ級王者の矢吹正道(29=緑)が10日、沖縄・石川多目的ドームで開催された「沖縄から世界へMUGEN挑.15」に来場した。

 この日、かつて同じジムで汗を流したマンモス和則(22=中日)の試合の応援のため沖縄入りした矢吹に話を聞いた。
現役続行する!
 「時間が経って考えて辞めても仕方がないと思った。続けます」と現役続行を宣言した。9月22日(水)に京都市立体育館で寺地拳四朗(BMB)とボクシング史に残る死闘の末、世界初挑戦で戴冠。試合後は「勝っても負けても引退しようと思って戦った。この試合にすべてをかけていた。世界一強い拳四朗選手に勝った。これからのことは何も考えていない」と衝撃発言し世間をざわつかせた。

 さらに「軽量級のファイトマネーは安い。この試合には命をかけたが子どももいるのでそんな金額に命はかけられない」とも話していたが、新チャンピオンには好条件の話も来ているようだ。「次戦は2022年2月~3月にできれば」と語った。
拳四朗との再戦も受けて立つ
 拳四朗が所属するBMBジムは、試合の裁定をめぐりJBC(日本ボクシングコミッション)に質問状が提出されているが、矢吹陣営には拳四朗陣営やJBCからは一切連絡は来ていないという。

 「仮にダイレクトリマッチになったら?」という質問に対し「決まったらやります」と再戦を受けて立つ構えだ。
いずれ中谷潤人(M・T)と戦いたい!
2016年12月に対戦した中谷潤人(M・T)にリベンジしたい。

 今後の目標としては「あと1~2回防衛して王座統一戦、あとは階級を上げて中谷潤人と戦いたい」とライトフライ級最強を証明し、2016年12月に全日本新人王決定戦で敗れた現WBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の中谷潤人(23=M・T)との対戦を挙げた。

 試合について聞きたいことはたっぷりあるので10月25日に名古屋の所属ジムで取材に行くことを約束した。絶対王者を破り新チャンピオンに就いた矢吹の今後に活躍が楽しみだ。