[立ち話]2021.10.3
中島玲「いつチャンスが来てもいいように準備する」
中島玲(寝屋川石田)
日本スーパーウェルター級6位の中島玲(23=寝屋川石田)は11月6日(土)に、WBOアジアパシフィック同級王者の井上岳志(31=ワールドスポーツ)に挑戦する予定だったが、井上が11月17日(水)にオーストラリアでWBO世界同級1位のティム・チュー(26=豪)との対戦が決まったため、キャンセルとなった。
今の心境は?
9月23日(木)に所属ジムの主催興行の手伝いに来ていた中島に現在の心境を聞いたところ、「スーパーウェルター級でチャンスを掴むのは難しいこと。もし、自分が井上選手の立場だったら同じようにしていると思う。井上選手に勝ってほしい」とエールを送った。
今の心境は?
9月23日(木)に所属ジムの主催興行の手伝いに来ていた中島に現在の心境を聞いたところ、「スーパーウェルター級でチャンスを掴むのは難しいこと。もし、自分が井上選手の立場だったら同じようにしていると思う。井上選手に勝ってほしい」とエールを送った。
「チャンスを待つ」
「練習中にチュー選手のSNSを見た直後に会長から電話がかかってきて試合のキャンセルを聞いた。最初は実感が湧かなかったが、その日の寝る前は何とも言えない気持ちがこみ上げてきて…」と、胸の内を明かした中島だが「応援してくれている人に(試合キャンセルの)連絡を入れたところ『また、玲の試合が見たい』と言ってもらえた。ここで辞めてしまったらこれまでやってきたことが無駄になる。今は先のことを考えずにしっかりと練習していつチャンスが来てもいいように待ちたい」と前向きだ。
今年4月に松永宏信(横浜光)に挑戦
今年4月に日本王者の松永宏信(33=横浜光)に挑戦したが判定負けで涙を呑んだ。「松永選手には他の選手になかった芯のブレなさがあった。1ラウンドから10ラウンドを通して調子の上がり下りがなく、自分のボクシングを貫いた。自分は動かされてしまった。ガードが硬くフェイントにも反応しなかった」と、チャンピオンの強さを説明した。
「体幹をさらに強くする」
続けて「体格には自信があるし、前日計量では感じなかったが、リング上で対峙した時に松永選手の体の大きさを感じた。さらに体幹を強くしていかなければいけない」と課題克服に取り組んでいる。
中島玲の次戦に期待!
「タイトルマッチはなくなったが、前戦で見つけた課題を修正して一から頑張る。チャンスが来たらいつでも行けるように準備しておく」と、言った中島が今は静かに牙を研ぐ。