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[会見]2021.9.14

中谷潤人が年内の防衛戦を希望!

帰国した中谷潤人(M・T)
 初の米国戦を勝利したWBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の中谷潤人(23=M・T)が14日(火)、米国ロサンゼルスから帰国しホテルの部屋でオンライン会見に臨んだ。

 日本時間9月11日(土)に米国アリゾナ州ツーソンで同級1位のアンヘル・アコスタ(30=プエルトリコ)に4回TKO勝ちした中谷は「ダメージも少ないし、良い間隔で試合がしたい」と年内に2度目の防衛戦を希望した。
完勝にも反省点を挙げた
 試合映像を3回見たという中谷は「結果としては良かったが、少し攻めすぎたのと一発タイミングの良いパンチをもらってしまった。効いてはいないが見栄えが悪かった。以前より右のガードを意識していたが、それでも疎かになったところがあった。上に行くためにさらに修正していきたい」と完勝にも反省点を挙げて、決して満足することはなかった。
日本のリング登場も!?
 「国内でも海外でもどちらでも良い」と語った中谷。現在、日本人選手でWBOランキングに名を連ねているのは4位の山内涼太(26=角海老宝石/WBOアジアパシフィック王者)と12位のユーリ阿久井政悟(26=倉敷守安/日本王者)の2人だけだ。

 「一番戦いたいのはマルチネス選手」とWBC世界フライ級王者のフリオ・セサール・マルチネス・アギュラー(26=メキシコ)との王座統一戦を第一希望としたが「日本人選手との対戦が決まったら?」という記者の質問に対し「決まればしっかりと仕上げていくだけ」とチャンピオンとして迎え撃つ構えだ。
年内実現に向けて進めていく
 M・Tジム村野健マネージャーによると、「まだ、具体的な話はないが」と前置きした上で、年内の試合実現に向けて進めていくと語った。

 米国でインパクトのある勝利を収めた中谷が、年内に再びリングに上がる可能性が出てきた。23歳の若き王者の次戦が待ち遠しい。
中谷潤人の次戦に期待!
 中谷は、これから指定されたホテルで3日間の隔離生活に入り、2週間の自主隔離の後ジムワークを再開する予定だ。