[試合速報]2021.9.11
米国初進出! 中谷潤人のV1戦!
中谷潤人(M・T)の米国戦
WBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の中谷潤人(23=M・T)が日本時間11日、米国アリゾナ州ツーソンのカジノ・デル・ソルのAVA円形劇場で挑戦者で同級1位のアンヘル・アコスタ(30=プエルトリコ)を迎えて初防衛戦に臨んだ。
米国初進出、気温38℃の屋外リングでの中谷の動きに注目が集まった。
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米国初進出、気温38℃の屋外リングでの中谷の動きに注目が集まった。
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初防衛に成功!
若きスター候補中谷が米国で初防戦に臨んだ。挑戦者は前WBO世界ライトフライ級王者のアコスタ。初回、サウスポー中谷は、ジャブでコントロールしながら慎重に距離を測ると左オーバーハンドを痛打。さらに左ストレートでガクッと腰を沈めさせて幸先の良いスタートを切った。アコスタは早くも鼻血を流した。ペースを握った中谷は2回、アグレッシブに攻めるとワンツーを再三ヒット。相手の左の軌道が読めないアコスタはロープを背にして守勢を強いられた。ラウンド終盤、接近戦になるがここでも中谷の上下のコンビネーションが冴えわたり攻勢。しかし、アコスタも右アッパーを突き上げ意地を見せた。3回、中谷はプレスをかけて左ショートアッパー、左ボディストレートでダメージを与えて攻勢。鼻血が止まらないアコスタは2度目のドクターチェックを受けた。4回、中間距離での攻防の中、それまでのダメージを考量したレフェリーが試合をストップした。米国で見事なパフォーマンスを見せた中谷が初防衛に成功した。
「王座統一戦がしたい」
試合後にリング上でインタビューに応じた中谷は「初回に良いタイミングのパンチが相手の鼻に入ってペースを掴むことができた。1回のドクターチェックで鼻の骨を折ったのがわかった。盛り上げて良い勝ち方ができたと思う」と圧勝劇に笑顔を見せると「王座統一戦がやりたい」とフライ級他団体王者との一戦を熱望した。