[試合後会見]2021.9.9
武居由樹vs竹田梓! 戦慄KO決着!
右:武居由樹(大橋)の2戦目
元K-1ワールドグランプリ・スーパーバンタム級王者の武居由樹(25=大橋)が9日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル.80」のメインイベント54.5㎏契約6回戦に出場し、5戦全勝(5KO)の竹田梓(24=高崎)と対戦した。
K-1のトップ選手からボクシングに転向し2戦目でメインイベンターに抜擢された武居の動きに視線が注がれた。
K-1のトップ選手からボクシングに転向し2戦目でメインイベンターに抜擢された武居の動きに視線が注がれた。
武居由樹(大橋)が豪快KO!
サウスポー武居が右フックで勝負を決めた! 中間距離で緊張感のある攻防を繰り広げていたが、武居が前の手で距離を測ると左ボディストレートを好打。すると左ボディアッパーから右フックで痛烈なダウンを演出。立ち上がった竹田だったが足元がふらつきレフェリーが試合を止めた。
「ボクサーらしくなったと思う」
試合後に囲み取材に応じた武居は「入場直前に八重樫さん(八重樫東トレーナー)にジャブからフックの指示が出たので実行した。練習していたコンビネーションだったのでそれが上手くハマった」と会心のKO劇を振り返ると「ジャブを出せるようになったので少しはボクサーらしくなったのかな」と笑顔を見せた。
ジムの期待に応えた
会見に同席した八重樫トレーナーは「(K-1時代の)癖はある程度修正できていたと思う。元々持っているポテンシャルは高いので、そこを潰さずにボクシング仕様に上手く切り替える作業をしていきたい。最初にパンチを浴びるなどまだまだ課題はある」と愛弟子の勝利を総括した
大橋秀行会長は「相手は武居の動きをよく見ていて打ち終わりを狙っていた。パンチ力もスピードもあるので見ていてドキドキしたが勝ってくれて嬉しい。この試合は10試合分のキャリアになる」と褒め称えた。
来年にはタイトルを目指す
今回の勝利でA級(8回戦)昇格を決めた。大橋会長は次戦は未定としながら「少し試合間隔を空けて、ボクシングの技術を磨かせたい」と話すと、「来年にはタイトルを狙わせたい」と青写真を描いた。
大橋秀行会長は「相手は武居の動きをよく見ていて打ち終わりを狙っていた。パンチ力もスピードもあるので見ていてドキドキしたが勝ってくれて嬉しい。この試合は10試合分のキャリアになる」と褒め称えた。
来年にはタイトルを目指す
今回の勝利でA級(8回戦)昇格を決めた。大橋会長は次戦は未定としながら「少し試合間隔を空けて、ボクシングの技術を磨かせたい」と話すと、「来年にはタイトルを狙わせたい」と青写真を描いた。
「那須川天心選手と対戦したい」
来年にはキックボクシング界の若きスター那須川天心(23)がボクシングに転向すると噂されている。「僕の方が先にボクシングに来たので上で待っていたい。(那須川選手と)戦いたい」と、所属団体の違いなどがありキックボクシング時代には実現しなかった那須川との対戦に前向きだった。
「一から頑張ります」
一方、試合後に電話取材に応じた竹田は「武居選手は積み重ねてきたキャリアがあるので、自分が気を抜いた瞬間にパンチを入れてきた。相手の左ストレートに左フックを合わせたが、一発が当たって『当たる!』と気を緩めてしまった。最後にもらった右フックは顎の付け根で急所だった。相手は打ち抜く場所が上手かった」と武居の強さを説明した。
しかし「もっと殴り合いたかったがやることはやったので悔いはない。これを糧に這い上がる」と初黒星にも前を向いた。
しかし「もっと殴り合いたかったがやることはやったので悔いはない。これを糧に這い上がる」と初黒星にも前を向いた。