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[前日計量]2021.8.31

井岡一翔が計量をパス!

両者ともクリア!
 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が31日、都内で行われ王者の井岡一翔(32=志成)と同級2位のフランシスコ・ロドリゲスJr(28=メキシコ)が秤に乗った。井岡はリミットちょうどの52.1㎏、ロドリゲスは400gアンダーの51.7kgでクリアした。計量後にはリモートで会見に臨んだ。

 試合は、明日の9月1日(水)に大田区総合体育館で行われ、東京オリンピック2020ボクシング競技女子フェザー級金メダリストの入江聖奈さんをゲストに迎えて、当日夜9時からTBS系列全国生中継される。
3度目の防衛戦の井岡一翔(志成)
 オンラインでの取材に応じた井岡は「明日の試合に向けてしっかりとコンディションを仕上げてきた」といつものように万全をアピール。「プレッシャーがないと言えば嘘になるが、それも背負って戦っている。明日は無観客だが試合ができることがありがたいことで感謝している。テレビで見ている人たちに何かが伝わればと思う」と意気込んだ。

 東京五輪では入江聖奈(20)が金メダル、田中亮明(27)と並木月海(22)が銅メダルを獲得しボクシングが注目された。井岡は「アマチュア選手が活躍することで、ボクシングが盛り上がるのはうれしい。自分もプロの世界チャンピオンとしてより盛り上げていかないといかない」と刺激を受けたようで世界王者としての自覚を示した。
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 続けて会見に臨んだロドリゲスは「私はメキシコ人でメキシコ人は心で戦う戦士だ。タイトルを奪うために3ヶ月以上準備してきた。久しぶりのタイトル戦で少し緊張しているがとにかく勝ちたい」とベルト奪取を誓った。

日本人選手に3戦全勝のロドリゲス(メキシコ)

 計量後はロドリゲスから井岡に握手を求めにいき明日の健闘を誓い合った。ロドリゲスは「チャンスをくださってありがとうございます」と声をかけたことを明かした。
 会見終了後には「明日は私に何を期待していますか?」と報道陣に逆質問しニヤリとした。
検診結果
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
王者:井岡一翔(志成)
身長:164.9cm
頸周:33.9cm
胸囲:90.0cm
リーチ:168cm
血圧:120/85mm/Hg
脈拍:113/min
体温:36.8℃

挑戦者:フランシスコ・ロドリゲスJr(メキシコ)
身長:163.1cm
頸周:36.5cm
胸囲:89.0cm
リーチ:169cm
血圧:108/82mm/Hg
脈拍:84/min
体温:36.9℃