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[ニュース]2021.8.19

八重樫東がアスリートを支援!

八重樫東氏
 元世界3階級制覇王者で引退後は大橋ジムで後輩の育成に当たっている八重樫東氏が、コロナ禍で苦しむアスリート支援を目的としたクラウドファンディングを行っている。
 2016年から続けてきた軽貨物運送業拡大を目指す。プロジェクト名は「アスリートに悔いのない現役生活を」。目標金額は400万円で、9月2日(木)午後11時59まで資金提供を呼びかけている。

 リターンとしてオリジナルの「激闘王Tシャツ」や「激闘王タオル」、さらに世界戦で使用したリングシューズ、トランクス、八重樫とのマンツーマンによるトレーニング権などが用意されている。
軽貨物運送業拡大のために支援を募る
 電話取材に応じた八重樫氏は「現役中に軽貨物運送業の会社にサポートしてもらいつつ、自分が立ち上げた会社でも(軽貨物運送業を)していた。これまではサポートしていただいた側だったが、自分がサポートする側に回ろうと思った。アスリートが競技に集中できるように、フルタイムで働くのではなくて自分の練習の時間を確保しつつ、練習と仕事を両立できる環境を作りたかった。(軽貨物運送業は)例えば空いた時間に少し仕事ができる」とこの仕事のメリットを話した。現在、20名の従業員が働いている。
激闘王Tシャツ
 ただし、問題点もあるという。「一般のドライバーさんだとフルタイムで働いて生計を立てられるがアスリートは雇用ではなく、個人事業主としての業務委託になるので経費がすべてアスリートの負担になる。車の維持費がかかり所有するのが大変」。そのために会社でアスリート用に軽バンを何台か所有して提供していくことで、そこまで経費がかからず働くことができる」と、今回のプロジェクトを立ち上げた経緯を説明した。