[公開スパーリング]2021.8.11
多田悦子が世界戦に向けてエンジン全開!
多田悦子(真正)がリングに上がった
WBO(世界ボクシング機構)女子ミニマム級王者の多田悦子(40=真正)が11日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「REAL SPIRITS.75」で、前OPBF東洋太平洋同級王者の葉月さな(36=YuKO)と6ラウンドのエキシビションマッチを行った。
当初は、試合が行われる予定だったが、試合の3日前に多田が韓国での防衛戦が決定。興行権を持つ韓国プロモーターが、興行の日程をWBOに申請し、WBOから防衛戦を優先するよう指令があったため中止となった。
両者とも10オンスのグローブでヘッドギアなしで打ち合った。
当初は、試合が行われる予定だったが、試合の3日前に多田が韓国での防衛戦が決定。興行権を持つ韓国プロモーターが、興行の日程をWBOに申請し、WBOから防衛戦を優先するよう指令があったため中止となった。
両者とも10オンスのグローブでヘッドギアなしで打ち合った。
次戦は10月下旬に韓国で初防衛戦を予定
興行終了後に取材に応じた山下正人会長によると「100%決まりではないが」とした上で10月下旬に韓国でティトゥ・ニグエン(24=ベトナム)と初防衛戦を行う意向を示した。
試合後に囲み取材に応じた多田は「急遽、スパーリングになったが、少しでも楽しんでもらえたらと思った」と感想を口にした。続けて「もっとコンパクトに打たないといけない。試合まで残り2ヶ月でフィジカルを強くしていきたい」と課題を挙げた。
試合後に囲み取材に応じた多田は「急遽、スパーリングになったが、少しでも楽しんでもらえたらと思った」と感想を口にした。続けて「もっとコンパクトに打たないといけない。試合まで残り2ヶ月でフィジカルを強くしていきたい」と課題を挙げた。
「次戦を勝ってさらに進む」
多田が次期防衛戦後に見据えているのが、WBA(世界ボクシング協会)女子ミニマム級王者のセニエサ・エストラーダ(29=メキシコ)との一戦だ。エストラーダは、今年7月に天海ツナミ(山木)に判定勝ちし、2階級制覇を達成した強豪王者だ。エストラーダ本人からSNSを通じて対戦希望のメールが届いたことを明かすと「今のままだったらほぼ勝てない。ボクシング人生でここまで強い相手は初めて」とライバルの出現に闘志を掻き立てられているようだ。
多田は「次戦をしっかりと勝って次に進みたい」と抱負を口にした。
多田は「次戦をしっかりと勝って次に進みたい」と抱負を口にした。
「いつか多田選手に挑戦したい」
エキシビションマッチを終えた葉月は「自分がデビューした頃からトップに君臨している多田さんと試合をしたかったが仕方がない。お客さんの前でのスパーリングということでいつも以上に全力で挑んだ」と言うと、「多田さんが防衛して、今後日本人選手と試合をするなら私が挑戦したい」と挑戦者に名乗りをあげた。