五輪メダリストが太鼓判!「日本のレベルは高い」
東京オリンピック2020ボクシング競技で金メダルを獲得した女子フェザー級の入江聖奈(日本体育大学)と女子フライ級で銅メダリストとなった並木月海(自衛隊体育学校)、男子フライ級銅メダリスト田中亮明(中京高校教員)、世界の強剛を相手にそれぞれ初戦を突破したミドル級の森脇唯人 (自衛隊体育学校)、ウェルター級の岡澤セオン(鹿児島県体育協会)、ライト級の成松大介 (自衛隊体育学校)がオンライン会見を開いた。
この日は日本ボクシング連盟の内田貞信会長、ナショナルコーチのシン・ウラジミール氏、男子強化委員長の本博国氏、女子強化委員長の伊田武志氏も同席した。
今夏のオリンピックに出場した6名(男子4名・女子2名)全員が1回戦で勝利を挙げ、男女合わせて3本(金1・銅2)のメダルを獲得したボクシング競技日本代表の活躍は目を見張るものがあったが、ナショナルコーチのウラジミール氏は、選手らを称えるとともにコーチ間の連携に感謝、五輪直前まで行われた実践形式の強化合宿に手応えを感じた。
今大会に出場した2人がメダルを獲得した女子ボクシングには、3年後のパリ五輪でも活躍が期待できる。オリンピックを経験し、メダルを獲得した入江と並木は「日本の女子ボクシングのレベルは高い」と口を揃えた。
男子フライ級で銅メダルを獲得した「ジャイアントキリング」こと田中亮明は「フライ級はレベルが高いですよ」と日本のレベルが世界水準にあることを伝えた。
ライト級、ウェルター級、ミドル級と体格的に日本人には不利とされてきた中・重量級の代表3名は「やや劣る」としながらも世界のトップ戦線とも渡り合えるだけの実力が備わってきた日本国内のトップ選手たちとともにパリ五輪を目指すことを誓った。中でもウェルター級代表でスポンサーのバックアップを取り付けるなど、新たな試みで五輪に挑んだ岡澤は今年開催される世界選手権の優勝賞金1200万円の獲得を当面の目標とし、「パリでは必ず金メダルを取る」と3年後を見据えた。
内田会長はTBS系の情報番組「サンデーモーニング」で女子ボクシングに対して、コメンテイターの張本勲氏より揶揄するコメントあったことに対して、昨日抗議文を送ったことを明かした。