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[電話取材]2021.8.9

新宿決戦! 渡部浩人が決めた!

右:渡部浩人(25=FLARE山上)の右がヒット
 東日本新人王戦(第2部)が9日、新宿FACEで開催された。夜の部は最激戦区のスーパーフェザー級で全6試合が行われた。
 第2試合では、渡部浩人(25=FLARE山上)と三谷将太(24=UNITED)が対戦した。
初回KO勝ち!
 開始から渡部が距離を潰して左ボディ、左フックを好打しペースを掌握。打ち合いに持ち込むと豊富な手数で圧倒。ラウンド終盤にコーナーに釘付けにして怒涛の連打でレフェリーストップに持ち込んだ。
「最高の気分!」
 試合後に電話取材に応じた渡部は「初回KO負けからの再起戦で移籍初戦。そして1年7ヶ月ぶりのリングで試合前はいろいろと考えすぎて怖かった。でも、自分に何ができるかというと手を出し続けることだと気がついた。スタミナには自信があったので最初からパンチを出し続けようと腹をくくった。一番良い勝ち方ができた。最高の気分です」と声を弾ませた。

 準々決勝ではこの日、同じく勝ち上がった尾形航(21=横浜光)と対戦する。しかし「この試合に集中していたので、次がどんな相手なのかもまだ知らないんです」と明かすと、「これから映像を見て対策をしていきたい」と話した。
「次戦は自信を持って戦う」
 昨年1月に現日本スーパーフェザー級13位の一道宏(T&T)と対戦し初回40秒でTKO負けを喫した。「同じ4回戦で戦っていた相手がすごく上に行ったので刺激を受けているし何より悔しい。全日本新人王になれば自分もランカーになれる」といずれ追いつくつもりだ。

 渡部は「今回で少し自信を取り戻すことができたので、次戦はもっとどっしりと構えて倒しにいきたい」とさらなる飛躍を誓った。