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[電話取材]2021.7.30

佐川遼「スカッと勝つ」

再起戦に臨む佐川遼(三迫)
 前日本フェザー級王者の佐川遼(27=三迫)は8月12日(木)に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」58.0kg契約8回戦で小坂烈(23=SUN-RISE)と対戦する。

 佐川は、今年2月に丸田陽七太(森岡)に7回TKO負けを喫し王座を陥落。これが復帰戦となる。小坂とは、2017年5月に日本ユース初代フェザー級トーナメント準決勝で拳を交えて2ラウンドTKO負けしていて、再戦となる。
 復活とリベンジをかけた一戦に佐川は、静かに闘志を燃やしていた。
「モチベーションは高い」
 佐川は「一度負けている相手なので、再起とリベンジを同時にできるので気合いが入る。(小坂選手は)以前からコンパクトにパンチを打つ隙の少ない選手。決して舐めてかかる相手ではない」と、小坂との一戦を前にモチベーションはMAXのようだ。
丸田陽七太(森岡)戦
 丸田戦の映像を何度か見たという佐川は「パンチをもらっている場面が多くて、これは負けているなと思った。良い流れを作っても一発を浴びてポイントを取られていて、自分でももどかしさを感じた」と悔しさを思い出し課題を挙げた。
左を強化
 「これまではロングレンジでの攻防だけで、それで勝ってきたので近距離でも対応できるようにしてきた」と得意の右ストレートに加えて、左を強化してきた。
「存在感を示す」
 次戦は58.0㎏契約戦でのリングに上がる佐川は「次の試合での動きを見てフェザー級でやるか階級を上げるか加藤さん(加藤健太トレーナー)と相談して決めたい」と、転級も視野に入れる。

 「『佐川はまだ終わっていない』と存在感を示すためにもスカッと勝ちたい。ただ、変に力を入れすぎないように冷静に戦いたい」と意気込んだ。