ボクシングモバイルニュース
[電話取材]2021.7.25

VADYジムのハードパンチャーが圧巻KO!

右:宮正太郎(VADY)の右が炸裂!
 西日本新人王トーナメント準決勝(1部)が25日、大阪堺市産業振興センターで開催され全9試合で熱戦が繰り広げられた。

 第5試合フェザー級4回戦では宮正太郎(24=VADY)と藤川悠(30=クラトキ)が対戦。試合は初回から大きく動いた。
 本日の勝者は9月19日(日)に行われる西日本新人王決勝戦に出場する。
初回KO勝ち!
 藤川が右フックを叩きつけて先制攻撃を仕掛けるが、宮は冷静に対応。左フックでグラつかせると左ボディを突き刺し攻勢をかけた。ペースを握った宮は、強烈な右ストレートでダウンを奪い試合を終わらせた。
4試合連続KO中!
 試合後に電話取材に応じた宮は「藤川選手はパンチが強かったので警戒していたが、練習していたボディから顔面へのコンビネーションが上手くハマった。最後に決めた右は手応えがあった」と声を弾ませた。

 この試合で5戦全勝(4KO)とした。宮は「たまたまが続いているだけでこんなに勝てるとは思っていなかった。周りの人たちのおかげです」と感謝の気持ちを言葉にすると、「会長が力の伝え方を丁寧に教えてくれるので倒せているのだと思う」とKO量産の秘訣を説明した。
「これからもKOを目指す」
 同じジムの先輩で元日本ライト級王者の西谷和宏(34)の背中を見て成長してきた。「練習の姿勢からプライベートまですべてを見習っている。どんな時でも人のことを第一に考えて、たとえしんどい時でもそういう顔は一切見せない。尊敬しています!」と熱く語った。

 応援に駆けつけた西谷に「おめでとう」と祝福されたという宮は「これからも倒すボクシングを目指していく」と今年の新人王戦の主役の座を狙う。
右:酒本龍一(VADY)が初回KO勝ち
 第4試合スーパーフェザー級4回戦では酒本龍一(21=VADY)と田邉俊介(35=倉敷守安)が拳を交えた。開始から酒本がジャブから右ボディにつなげて後退させると、連打でダウンを演出。再開後、パンチをまとめて試合を終わらせた。
スーパーフェザー級に現れたパンチャー!
 2試合連続初回KO勝ちで酒本は「倒そうと思っていたわけではないので驚いている。試合を終えてひとまずホッとしている。次の試合も含めて1試合ずつ頑張っていきます」とコメントを寄せた。