日本バンタム級王座決定戦を視聴者も採点!
日本バンタム級王座決定戦の前日計量が25日、都内で行われた。注目を集めている日本ランキング1位の澤田京介(33=JB SPORTS)と同2位の定常育郎(23=T&T)による注目の一戦は、動画配信サービス「BOXING RAISE」でライブ配信が予定されている。
ボクシング初のAiプラットフォーム!
この試合で新たな試みがある。プロボクシング界としては初めて、AIプラットフォームがテスト導入される。コロナ禍の影響と重なって、スポーツ観戦のための新たなオンラインサービスが増える中、最新のデジタル技術を活用した新たな視聴体験が期待されている。
視聴者参加型!ラウンド毎に視聴者が採点を投稿!
今回は「採点予測機能」にも注目したい。視聴者が各ラウンド終了後10秒以内に、どちらの選手が優勢だったかを予測できる。視聴者全体の合計結果もラウンド毎に表示され、自分が行った採点と比較し楽しむことができる。日本タイトル戦は10回戦で行われるが、5回終了時点で途中採点が公開される。
2人の理論派チャンピオンが生解説
試合の解説は内藤律樹(E&Jカシアス)と引退表明した細川バレンタイン(角海老宝石)。ボクシング界きっての理論派2人が生解説。後楽園ホールから臨場感が伝わること間違いなし!
澤田京介(JB SPORTS)53.5kgリミットで計量クリア
コロナ禍の影響でタイトル挑戦が決まってから1年9ヶ月が過ぎたが「準備期間が長く、タイトル戦だし気合が入ったので調子はいい」と試合間隔が空いたことをプラスに捉えた澤田は「試合前の緊張感を保ちながら過ごせた」と振り返った。出稽古の機会は少なかったとしつつも、同門でフライ級日本ランカーの荒川竜平(32)とのスパーリングでサウスポーの定常対策にも自信を示した。明日の試合に勝てば、所属するJBSPORTSジム3人目のチャンピオンとなる。「チャンスが来れば途中で終わらせる」と意気込みを語ると、8月2日(月)に日本スーパーバンタム級タイトル挑戦を控える同門の花森成吾(23)に「良いバトンが繋げたい」と笑顔でオンライン会見を終えた。
パンツを脱いでピッタリ53.5kgで計量をクリアしたと、笑顔でオンライン会見に応じた定常育郎。当初5月に予定されていたこのカードは延期して、明日行われることとなったが、「延期前は少しダメージがあった」と延期開催を快く受け入れた。スパーリング相手に話が及ぶと井上尚弥(28=大橋)をはじめ、石井渡士也(20=REBOOT.IBA)や栗原慶太(28=一力)といった実力者の名前を挙げた。「スパーリングで仕上げはしなかった」としつつも、「入り方」など、井上相手に自信をつけた部分もあると笑顔を絶やさなかった定常。「自分のボクシングがドンドンできる」と好調をアピール。「判定でも自分のボクシングをすれば勝てる。KOしなくても完封する」と抱負を語った。