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[合宿便り]2021.7.19

中谷潤人が城山湖で走り込み合宿

M・Tジムがビプスを着用しロードワーク
 WBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の中谷潤人(23=M・T)が18日~20日まで、神奈川県相模原市の城山湖で所属ジムのメンバーとミニ走り込み合宿を敢行している。

 参加メンバーは中谷と、日本ミニマム級1位の石澤開(24)、神足茂利(24)、齋藤哲平(20)、熊谷佑哉(21)。ジムから近いこともあり、日帰りでのトレーニングを行っている。
 5選手は、7月15日に東日本ボクシング協会から提供された防犯ビプスを着用し、熱中症に注意を払いながら下半身強化に努めた。

 中谷は、9月10日(日本時間11日)に米国アリゾナ州ツーソンで同級1位のアンヘル・アコスタ(30=プエルトリコ)と初防衛戦に臨む。
暑さに注意しながらメニューを消化
 午前中の練習を終えて電話取材に応じた中谷は「世界戦に向けてしっかりとスイッチを入れるために」と高低差のある山道を走り込んでいる。午前中は16㎞、休憩を入れて午後は6㎞とハードメニューを消化している。
佐々木尽vs湯場海樹戦を見て刺激を受けた
 7月17日(土)に八王子市富士森体育館で開催された日本ユース・スーパーライト級タイトルマッチ、王者の佐々木尽(19=八王子中屋)対挑戦者の湯場海樹(22=ワタナベ)戦はYouTubeで見たという。中谷は「倒し倒されの面白い試合でお客さんを惹きつけていた」と大いに刺激を受けたようだ。

 佐々木vs湯場戦は、長身サウスポーの中谷と左右フックを得意とするアコスタというファイトスタイルが似ている。中谷は「左ストレートを打つと、どうしても右ガードが空いてしまうので、上手く当てながら、いかに相手にパンチを当てさせないかが重要になってくる」と警戒心を強めた。
初防衛に万全の調整
 ビザが下りていないため、渡米のスケジュールは立っていないが、今月末か8月上旬には米国ロサンゼルスに向かいスパーリングを中心とした調整を行う予定だ。