[電話取材]2021.7.16
金曜日の後楽園ホール! 今夜光ったのは?
左:田中翔大(石川ジム立川)
右:吉岡新(マナベ)
右:吉岡新(マナベ)
横浜光ジム主催のA-SIGN BOXING」が16日、後楽園ホールで開催され全6試合で激戦が繰り広げられた。第1試合スーパーバンタム級4回戦では吉岡新(24=マナベ)と田中翔大(23=石川ジム立川)が対戦した。
吉岡新(マナベ)が初戦突破!
サウスポー田中が左ストレートを打ち込み先手を奪いにいくが、吉岡はジリジリと距離を詰めるとワンツーを好打。2回、圧力をさらに強めた吉岡は左フックでダウンを奪うとロープに詰めて連打を浴びせてフィニッシュした。
豪快に倒した
試合後に電話取材に応じた吉岡は「相手の映像を見た時に、接近戦を嫌そうにしていたので3ラウンドから強いパンチを当てていこうと思った。ただ、思ったより早く距離を潰せたので一気に仕留めた。作戦通りに進めることができた。やっと戦績を五分五分に戻すことができた」と会心の勝利に声を弾ませた。
「勝てたのは先輩のアドバイスのおかげ」
2019年2月にデビューした吉岡だが、デビュー戦と2戦目は初回KO負け。しかし、3戦目に初勝利を挙げるとコツコツと勝ち星を重ねた。吉岡は「以前、同じジムの先輩で今もお世話になっている宮崎さん(宮崎辰也=マナベ→一力)から『最初の2戦は体が温まっていないうちに倒されたので、(試合前の)アップの段階からマスボクシングをして体を慣れさせて、リングに上がったら初回が2ラウンド目の状態にしよう』とアドバイスをくれた。そのおかげで勝てるようになった」と好調の原因を説明した。
「3度目の正直で新人王になる!」
結果が出ずに辞めることも考えたが「このままではダサいなと思った。大学を出してもらったのに就職をせずに、ボクシングをすることを後押ししてくれた親にも申し訳が立たない」と諦めずに己の拳を磨いた。
新人王トーナメントは、一昨年が1回戦負けで、昨年は準決勝で敗退したが「どうしても新人王になりたい」と、ラストチャンスに賭ける。
「次戦も前に出て打ち勝つ試合をしたい」と電話口で言葉に力を込めた吉岡が頂点を目指す!
新人王トーナメントは、一昨年が1回戦負けで、昨年は準決勝で敗退したが「どうしても新人王になりたい」と、ラストチャンスに賭ける。
「次戦も前に出て打ち勝つ試合をしたい」と電話口で言葉に力を込めた吉岡が頂点を目指す!