[会見]2021.6.25
井岡一翔が会見の席で精神的苦痛を訴えた!
WBO世界S.フライ級王者
井岡一翔(Ambition GYM)
井岡一翔(Ambition GYM)
WBO世界スーパーフライ級チャンピオンの井岡一翔(Ambition GYM)が25日、代理人の服部弁護士も同席して都内の日本外国特派員協会で会見を開き、JBC(日本ボクシングコミッション)によるドーピング検査の管理体制に改善を求め、JBC全体の体制に関しては、改善を求めるとしながらも「見守っていく」との見解を示した。昨年大晦日の世界戦の後自身に降りかかったマリファナなど違法薬物の使用の疑いによって生じた精神的な苦痛は大きく、指名試合となる次戦への取り組みにも影響が出ていると訴えた。
現在、協議中のためJBCからの直接の謝罪は受けていないという井岡チャンピオン。「内容の伴う謝罪を受けたい」とする一方で、代理人からは「よっぽどのことがない限り、金銭的な賠償は求めるつもりはない」との説明があった。
JBCが既にHPで説明している一連のドーピング検査の不手際に関しては「人的なミスだと思う」とする一方で、偽陽性の発覚からこれまでを振り返って「悪意を感じる」とJBCへの不信感は未だに払拭できていない。服部弁護士は「早期に解決をして、こんな問題から井岡を離してあげたい」と、トレーニングに集中できる精神的環境作りを急ぎたいとした。