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[試合後会見]2021.6.10

木村蓮太朗が沖縄の剛腕と激突!

左:福永輝(沖縄ワールドリング)
右:木村蓮太朗(駿河男児)
 WBOアジアパシフィック・フェザー級15位の木村蓮太朗(23=駿河男児)が10日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」フェザー級6回戦で2020年新人王フェザー級西軍代表の福永輝(22=沖縄ワールドリング)と激突した。
 試合は、力強いパンチを繰り出す福永に対し、サウスポー木村は距離をキープしながらジャブと左ストレートを打ち込んだ。
木村蓮太朗(駿河男児)が4連勝
 木村が、アマチュア仕込みのテクニックを披露し完勝した。左右フックを振り抜く福永に対し、木村は冷静に対応すると、カウンターを決めてポイントを加点。最終6回、木村は右フックで効かせると仕留めにかかったが、福永も最後までパンチを返した。木村がフルマークの判定勝ちで4戦全勝(3KO)とした。
「良い出来だったと思う」
 試合後に囲み取材に応じた木村は「ストレートを見せてジャブを狙った。側頭部へのパンチに気をつけて戦ったが、2ラウンドから相手の動きに慣れることができた。相手は想像以上に打たれ強くて、最後までパンチは死んでいなかった。KOはできなかったが、無駄なパンチをもらわずにジャブを軸に進めることができた。これまでとは違う一面を見せることができたと思う」と完勝に納得の表情を浮かべた。
右:高橋智明トレーナーも納得の出来
 木村とコンビを組む高橋智明トレーナーは「相手は打ち合いに引きずり込みたかったと思うが、熱くならずに冷静に試合を進めることができた」と合格点を与えた。
次戦は秋に予定
 初のフェザー級での試合に「これまでで一番体重を落としたが、一番動きが良かったと思う」と手応えを感じた様子。「年内にあと2試合したい。来年には何かしらのタイトルを狙っていきたい」と抱負を口にした。