緊急事態期間中の対象地域の興行は延期
緊急事態宣言の発令がボクシング界にも大きな影響を及ぼすこととなった。新型コロナ対策連絡協議会が26日、オンラインで行われた。政府の緊急事態宣言の発令により、対象となる東京・大阪・兵庫・京都で開催する予定だった興行は全て延期される。(※日程表参照)都内の後楽園ホールは、東日本ボクシング協会に対して、緊急事態期間中の興行に関して、無観客試合または、延期開催の要望を伝えた。緊急事態期間は5月11日までだが、延長された場合は、無観客試合または延期で対応することも決まった。
対象地域のジム運営に関しては、自治体の意向に従って、営業の自粛など各ジムに判断が委ねられる。試合が決まっている選手の練習に関しては、感染対策の更なる強化が求められる。
都内で5月6日に予定していたプロテストは5月20日に延期することが決まった。関西で予定しているプロテストは5月16日に行われるが、緊急事態期間が延期された場合には、延期が検討される。
■試合日程の延期に関して
■4月27日(火)A-SIGN Bee→6月11日(金)
■5月1日(土)ダイナミックグローブ→5月19日(水)
■5月2日(日)ダイナミックグローブ→5月20日(木)
■5月5日(水)亀田和毅復帰戦→延期日程調整中
■5月9日(日)GENKOTSU立川立飛大会3→延期日程調整中
□5月9日(日)SPLENDID BOXING(愛知)→予定通り開催
世界4階級制覇王者で現在はWBO世界スーパーフライ級王座に就いている井岡一翔(32=Ambition GYM)にドーピング疑惑などが浮上しているという一部報道を受けてJBC(日本ボクシングコミッション)の羽生孝次氏は「事実確認できていない」と伝えた。JPBA(日本プロボクシング協会)の新田渉世事務局長はJBCの調査を待つとした。