[電話取材]2021.4.21
阿部麗也が中部の新鋭と激突
左:竹嶋宏心(緑)
右:阿部麗也(KG大和)
右:阿部麗也(KG大和)
IBF(国際ボクシング連盟)フェザー級11位の阿部麗也(28=KG大和)とOPBF東洋太平洋同級11位の竹嶋宏心(25=緑)が21日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」58.0㎏契約8回戦で拳を交えた。「こてんぱんにやっつける」と完全勝利を宣言した阿部と世界ランカーに挑んだ竹嶋は、中間距離で激しいペース争いを繰り広げた。
阿部麗也(KG大和)が快勝
序盤は、竹嶋がキレのある右ストレートをヒットしリズムを作った。相手の攻撃に手を焼いたサウスポー阿部だが、3回に左カウンターを決めてダウンを演出。ここから試合の流れは阿部に大きく傾いた。中盤は、中間距離でパンチを交錯させたが、阿部が左ストレートを好打しポイントを加点。竹嶋は2回、3回に偶然のバッティングで負傷すると傷が深くなり7回途中でストップ。負傷判定の末、阿部が勝利した。
「狙っていた」
試合後に電話取材に応じた阿部は「相手が右を狙っているのはわかっていたが、その右を警戒しすぎた。ただ、徐々に(竹嶋選手が)疲れとダメージを重ねてきたので、左が当たるようになった。ダウンを奪った左は狙ったパンチ」と振り返った。
「今年中にチャンピオンになる」
2019年9月に佐川遼(三迫)との日本フェザー級王座決定戦で敗れてから連勝し復調の兆しを見せている。阿部は「勝って次につなげることができたので、いつタイトルが決まってもいいように準備するだけ。今年中にベルトを獲りたい!」と3度目の王座挑戦をアピールした。
「ベルトがあるのとないのとでは、ジムの盛り上がりも違うと思う。期待を感じているのでそろそろ結果で応えたい」とKG大和ジム初のチャンピオンとなり、感謝の気持ちを伝えるつもりだ。
「ベルトがあるのとないのとでは、ジムの盛り上がりも違うと思う。期待を感じているのでそろそろ結果で応えたい」とKG大和ジム初のチャンピオンとなり、感謝の気持ちを伝えるつもりだ。