ボクシングモバイルニュース
[試合決定]2021.4.15

加納陸と野中悠樹の防衛戦が決定!

加納陸(大成)の次戦が決定!
 大成ボクシングジムは15日、兵庫県三田市内のジムでリモート会見を開き「駅近ドットコムpresents三田から世界へ.17」の詳細を発表した。
 試合は6月6日(日)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場、第1試合開始午後12時30分)で行われる。メインイベントは、WBOアジアパシフィック・ライトフライ級王者の加納陸(23=大成)が同級1位の栄拓海(27=折尾)を迎えて初防衛戦、セミファイナルではWBOアジアパシフィック・ミドル級王者の野中悠樹(43=渥美)が同級7位の越川孝紀(30=一力)を相手に2度目の防衛戦に臨む。
 当日は、テレビ大阪公式YouTubeチャンネルとテレビ大阪ニュースで第1試合からライブ配信される。
「圧倒して勝つ」
 昨年11月に平井亮輝(千里馬神戸)と空位の王座を争いベルトを巻いた加納は、初防衛戦で世界ランキングにも名を連ねている栄と拳を交える。現在WBO5位、IBF11位につけている加納は、ここを勝って世界をアピールしたいところだ。
 マイクを握った加納は「前戦は勝利したが、納得できる内容ではなかった。世界ランキング5位だが、その実力があるかというと本番では出せていないと思う。前戦はもらわなくていいパンチを浴びてダウンしたので、今回はパンチをもらわずに一方的に打つ」と、圧勝宣言した。
「再び世界へ名乗りをあげる」
 2016年8月に高山勝成(仲里→寝屋川石田)と世界戦をしてから約4年8ヶ月が経過した。加納は「次戦は、圧倒して再び世界戦線に乗り込んでいきたい」と2度目の世界挑戦に弾みをつける。
「世界をアピールする」
 男子選手国内最年長の43歳6ヶ月でリングに上がる野中は「前回の試合後に米国のプロモーターと契約して、海外での世界戦を模索していたが、コロナ禍で試合が決まらない中、丸元大成会長に声をかけていただきうれしく思う。世界に向けてアピールしていきたい」約1年9ヶ月ぶりの試合で存在感を示す。
 ボクシングキャリア22年目を迎えるベテランは「これから生きていく中で、この先自分が世界に手が届くのか。今、命がけで頑張らないといけない」と決意を口にした。
「熱い試合を見せたい」
 挑戦者の越川は、2019年11月に松永宏信(横浜光)に挑戦して以来の再起戦で王座に挑む。バランスの取れた好戦的な右ボクサーファイターで、1階級上げての挑戦となる。野中は「アマチュア経験が豊富な割に、ガンガン前にくるタイプ」と印象を語ると、「自分のボクシングを貫けば負ける相手ではない。同年代の人にも勇気を与える熱い試合を見せる」と意気込みを口にした。
タイトル前哨戦に臨む松岡新(大成)
 日本フライ級5位の松岡新(26=大成)は、見村徹弥(24=千里馬神戸)とスーパーフライ級10回戦で対戦する。タイトル前哨戦に臨む松岡は「次戦は内容が問われる試合なので、心技体を完全にして勝つ。一つずつクリアしてベルトを狙う」と必勝を誓った。
 松岡は「相手はバランスの取れた良い選手だが、自分の方が上だと思う。すべてにおいて上回って勝つ」と完全勝利を目指す。