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[試合後談話]2021.4.8

フィリピン逆輸入ボクサー保坂剛が出陣!

左:福井貫太(寝屋川石田)
右:保坂剛(三迫)
 フィリピンの名門ALAジムで活動していた保坂剛(24=三迫)が8日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」60.0kg契約8回戦で福井貫太(27=寝屋川石田)と対戦した。
 サウスポー保坂は、初回に切れ味鋭い左ストレートで福井の右目上を切り裂いた。
保坂剛(三迫)が勝利
 序盤にペースを握った保坂だが、大阪から乗り込んできた福井も意地を見せた。福井はジャブで立て直すとワンツーを好打し反撃。後半、保坂はプレスをかけて左ストレートで後退させて見栄えの良さをアピールした。採点は割れたが保坂に軍配が上がった。
「良い経験になった」
 試合後に電話取材に応じた保坂は「初回に良い形になったので倒しに行こうとして空回り してしまった。ジャブからストレートで突き放したが攻撃が単調になってしまった。相手のノーモーションのストレートがタイミングが読みずらくてやりにくかった。福井選手は強くて甘くはないなと思った。良い経験になった」と日本でのプロデビュー戦を振り返った。
保坂剛に注目!
 アマチュア63戦50勝13敗の成績を残した保坂は、フィリピンの名門ALAジム(※昨年8月に閉鎖)でプロデビュー。現地で4戦4勝(3KO)して昨年2月に三迫ジムに移籍した。保坂は「応援してもらえるようになり、少なからずプレッシャーもあったが見に来てもらえてうれしい」と声を弾ませた。
 今後の抱負を聞かれた保坂は「年内に日本ランカー、さらに上を目指したい」と飛躍を誓った。