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[試合後談話]2021.3.28

2戦目の田井宜広が日本ランカーにアタック!

左:田井宜広(RST)が攻め立てた
 アマチュア57戦43勝(15KO)14敗の実績を残し、プロに転向した田井宜広(23=RST)が28日、神戸市立中央体育館で開催された「REAL SPIRITS.71」スーパーバンタム級6回戦に出場。日本バンタム級15位の脇田洸一(31=クラトキ)と対戦した。
 昨年8月にプロ加盟したRSTジムプロ第1号選手の田井は、日本ランキングを奪うことができたのか――。
田井宜広(RST)が仕留めた!
 スイッチヒッターの田井が豪快に倒して会場にインパクトを与えた。序盤から田井は、左右にチェンジしながらトリッキーな動きで相手を翻弄。左ストレート、右ロングフックを叩きつけて先制攻撃を仕掛けた。脇田は、ジャブからワンツーを打ち込むが、田井は反応の良さを見せて被弾を回避した。4回、田井はサウスポースタイルからの左ボディアッパーで動きを止めると、最後も左ボディアッパーをめり込ませてキャンバスに沈めた。
日本ランク入りを濃厚とした
 プロキャリアわずか2戦ながら、日本ランカーを撃破した田井だが「結果を出せたのはうれしいが、それまでの過程が良くなかった。試合前はプランを立てていたが、パンチが大振りになってしまった。もっとコンパクトに打たないといけない。いろいろなパターンのボクシングを見せたかった」と反省の弁が口を突いた。
「タイトルを狙っていきたい」
 兵庫県姫路市に位置するRSTジムから初の日本ランカー誕生となりそうだ。田井は「これからも強い相手と戦っていきたい。今回はスーパーバンタム級での試合だったが、スーパーフライ級でもできる」とさらなる飛躍を誓った。
 関西から新たに現れたホープの今後の活躍に期待したい。