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[試合後会見]2021.3.24

フライ級サバイバルマッチ!

激戦を制したのは?
 元日本フライ級王者の粉川拓也(35=角海老宝石)が24日、後楽園ホールで開催された「SLUGFEST.18」のメインイベント、フライ級8回戦で同級6位の小坂駿(25=SUN-RISE)と拳を交えた。
 王座奪還を目指す粉川と日本王座戦以来の再起戦に臨んだ小坂の攻防に視線が注がれた。
粉川拓也(角海老宝石)が競り勝った
 粉川が、ベテランならではの巧みな試合運びを見せて勝利した。小坂の右カウンターを浴びた粉川だが、距離を詰めて豊富な手数で対抗。採点の難しいラウンドが続いたが、終盤に左ボディを突き刺した粉川が明確にポイントを奪った。
「足がついてこなかった」
 ランカー対決を制した粉川だが「練習ではパンチがキレていたが、リングに上がったら力みすぎてしまった。さらにパンチを打った時に足がついてこなかった。良い試合をしたかったが、全然ダメだった」と快勝にも首をひねった。
 計量後のリカバリーでいつもより体重を増やしてしまったことを不調の原因に挙げた。
「もう一度チャンピオンになる」
 現在、日本ランキング2位の粉川は「今日の内容では厳しいが、日本ランキング上位にいるので、一戦一戦勝っていき王座返り咲きを目指す」と3度目の日本タイトル獲得に意欲を示した。