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[試合後会見]2021.3.24

熱戦! 粕谷雄一郎vs内藤未来!

左:粕谷雄一郎(角海老宝石)のジャブがヒット
 日本ライト級13位の粕谷雄一郎(24=角海老宝石)と内藤未来(28=E&Jカシアス)が24日、後楽園ホールで開催された「SLUGFEST.18」セミファイナル、ライト級8回戦で激突した。
 粕谷がランカーの力を示して復活したのか?それとも内藤がランキングを奪ったのか――。
粕谷雄一郎(角海老宝石)が勝利
 最後まで手数を出し続けた粕谷が接戦を制した。サウスポー内藤の左カウンターに手を焼きながら果敢に前に出ると右フックを叩きつけた。動き回る内藤を捉えきることはできなかったが、プレスをかけてジャッジに攻勢をアピールした。
「倒したかった」
 再起戦を勝った粕谷だが表情は冴えなかった。囲み取材に応じた粕谷は「もっと圧倒しないといけなかった。やりずらくなかったからこそ倒したかった。前日計量後の取材では勝ちに徹すると言っていたがやはり倒したかった」と勝利にも悔しさをにじませた。
「もっと練習して上を目指す」
 続けて「ジャブでペースを取れていると思ったが、5ラウンドが終わってからセコンドから『ポイントはイーブンか取られている』と言われて、前に出るしかないと思いボディから攻めた。前回(力石政法=緑)も同じような展開だったので、前戦の教訓を活かして試合の途中からでも戦い方を変えることができたのは収穫だった」と試合を振り返った。
 「今日の試合内容では何も言えない」と具体的な目標は掲げず、「決められた試合を一つずつクリアしていく」と決意を口にした。