[電話取材]2021.3.22
長井香織「差を見せて勝つ!」
日本アトム級王者の長井香織(真正)
日本女子アトム級王者の長井香織(31=真正)は、4月4日(日)に大阪堺市産業振興センターで開催される「REAL SPIRITS.72」のメインイベントで同級5位の樽井捺月(29=山木)を迎えて初防衛戦に臨む。
長井は、昨年7月の王座決定戦で競り勝ち、初戴冠を果たした。ジム移籍初戦でベルトを巻いた長井は、初のメインイベンターに抜擢された。多くの女子ボクサーが在籍している真正ジムで、偉大な先輩や後輩に刺激を受けながら日々汗を流している。
長井は、昨年7月の王座決定戦で競り勝ち、初戴冠を果たした。ジム移籍初戦でベルトを巻いた長井は、初のメインイベンターに抜擢された。多くの女子ボクサーが在籍している真正ジムで、偉大な先輩や後輩に刺激を受けながら日々汗を流している。
初メインを務める
「どちらかというと、早めの順番に出たいタイプなのでプレッシャーは感じている」とメインイベンターへの胸の内を明かしたが「日本チャンピオンを獲らせてもらったのでここで手放すわけにはいかない」と王者の自覚を示した。
多田悦子からアドバイスをもらう
樽井の映像を見た長井は「細かくステップを刻み、多彩なコンビネーションを打ってくる手数が多いタイプ。戦績以上に実力があると思う」と印象を語ると、「樽井選手は世界王者の天海ツナミ選手と同じジムだが、私は多田さんにいろいろと教えてもらっています」と、同じジムの先輩であるWBO女子世界ミニマム級王者の多田悦子にアドバイスを受けている。「多田さんからは『ダンスをするように楽しんでボクシングをしよう』と言われている」。
さらに、OPBF東洋太平洋女子フェザー級王者の藤原芽子には「練習で上手くいかない時など、相談に乗ってもらい精神的に支えてもらっている」と、良い先輩に恵まれているようだ。
さらに、OPBF東洋太平洋女子フェザー級王者の藤原芽子には「練習で上手くいかない時など、相談に乗ってもらい精神的に支えてもらっている」と、良い先輩に恵まれているようだ。
「足腰が強くなった」
ボクシング以外には、1年半前からゴルフのキャディーの仕事をしている。「応援してくれている方から、『ゴルフ場は芝生で起伏が激しいから、足腰の強化に良いのではないか』と紹介してもらった。普段のロードワーク以外でも仕事をしながらゴルフ場を走っている。芝生は反発がないので砂浜を走っている感覚に似ている」と効果を実感している。
真正ジム全勝を目指す
日本王者に就いた長井だが、まだ世界ランキング入りはしていない。「いずれOPBF王座と世界タイトルは獲りたいが、今はまだランキングは特に気にならない。まずは、一つひとつ目の前の相手に勝っていくこと」と王座防衛に全力を注ぐ。
ジャブの強化に努めてきたという長井は、「ここでつまずいていてはダメなので、しっかりと差を見せて勝ちます」と9ヶ月ぶりのリングで進化した姿を見せる。
ジャブの強化に努めてきたという長井は、「ここでつまずいていてはダメなので、しっかりと差を見せて勝ちます」と9ヶ月ぶりのリングで進化した姿を見せる。