ボクシングモバイルニュース
[電話取材]2021.3.18

久保隼「ここで終わりではない」

再起2戦目を迎える久保隼(真正)
 元WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級王者で日本フェザー級3位の久保隼(30=真正)は、28日に神戸市立中央体育館で開催される「REAL SPIRITS.71」のメインイベント58.5kg契約8回戦で2016年中日本スーパーバンタム級新人王の佐伯瑠壱斗(22=岐阜ヨコゼキ)と拳を交える。
 昨年9月の再起戦で勝利した久保は、8歳下の佐伯に対し「気持ちが強い選手で、次戦は覚悟を決めて向かってくると思う」と気を引き締めた。
「どのようにきても対応できる」
 佐伯の試合映像を見た久保は「中野選手(中野幹士=帝拳)との試合を見たが、ダウンを奪っているしサウスポーは苦手ではなさそう。最終的には気持ちの強さを前面に出してくる選手」と分析。しかし、「奇襲もしてくると想定しながらいろいろと対策している」と準備は万端のようだ。
日本フェザー級3位
 フェザー級は、2月11日に丸田陽七太(23=森岡)が日本王者に就いた。「佐川選手(佐川遼=三迫)も攻守の引き出しが多くて、どちらに転んでもおかしくない展開だった。丸田選手の完成度が高かった」と試合の感想を語った。
「悔いなく戦っていく」
 「少しでも成長した姿を見てもらい、ここで終わりではないという内容を見せる。一戦一戦悔いなく戦い切り、自分にしか伝えられないことを伝えたい」と意気込んだ。