[電話取材]2021.3.12
前日本王者の中川健太が再起を決意!
復活する中川健太(三迫)
前日本スーパーフライ級王者の中川健太(35=三迫)が再起に向けて2月中旬からジムワークを再開している。昨年12月に福永亮次(34=角海老宝石)とのスーパーフライ級アジア3冠王座戦に臨んだ中川だったが、壮絶な打撃戦の末、10回TKO負けで王座を陥落した。
去就が注目される中、中川は再びリングに上がる決意を固めて復活を宣言した。
去就が注目される中、中川は再びリングに上がる決意を固めて復活を宣言した。
「辞める理由はない」
「自分の中で辞める理由がなかった」。中川は現役続行の理由を率直に明かした。「客観的に見たらこの年齢で大きな試合で負けて『中川はもう終わったな』と思う人が多いと思う。ただ、自分が辞める時は諦めた時。今回は諦めなかったということです」。
福永亮次(角海老宝石)戦
試合映像はダイジェストを見ただけだという。「普段から自分の試合を見るのは好きではないのであまり見ないようにしている」と話したが、「応援してくれる人からは『今までで一番気持ちが伝わる試合だった』」と言ってもらえた」と反響の大きさを感じた。
中川は「なにより試合前も試合中もすごく楽しかった。年齢が近くてお互いに背負うものがある福永選手だから気持ちがぶつかり合う試合ができたと思う。本当に気持ちが強い選手だった」と激闘を振り返った。
中川は「なにより試合前も試合中もすごく楽しかった。年齢が近くてお互いに背負うものがある福永選手だから気持ちがぶつかり合う試合ができたと思う。本当に気持ちが強い選手だった」と激闘を振り返った。
前回の試合後
試合後に福永が3本のベルトを持っている中、王座を失った中川が慣れ親しんだ日本チャンピオンベルトをそっと触った写真がボクモバに掲載されている。中川は「めちゃくちゃ良い写真ですよね!本当に偶然なんですが、あの写真を見て(ベルトへ)『じゃあな』という気持ちだったのかもしれません」と話した。
もう一度チャンピオンへ
「自分には、まだまだ伸びしろがあると思っているので、もっと良いボクサーになりたい。それがモチベーション。美しい、華麗なボクサーを目指していきたい」と、中川は3度目の王座奪還、さらに上を目指す。