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[前日計量]2021.2.20

スーパーフライ級は激戦の予感!

スーパーフライ級に注目!
 東日本スーパーフライ級新人王MVPの久保春平(23=宮田)とスーパーフライ級西軍代表の杉本太一(22=勝輝)が20日、東京大田区の牧田総合病院で前日計量に臨んだ。
 試合は、明日の21日に後楽園ホールで無観客で行われ、日テレG+で午後2時から生中継される。計量を終えた両者に電話取材で意気込みを聞いた。
喜界島に明るいニュースを届ける
 先に秤に乗った久保はリミットちょうどの52.1kgでパスした。久保は、昨年12月の東日本新人王決勝戦は逆転KO勝ちでMVPを獲得し、一躍注目された。久保の活躍に故郷の鹿児島県喜界島も大いに盛り上がりを見せている。

 「島の皆さんに明るいニュースを届けたい」と語った久保は「今回の試合に向けて島の人からたくさん手紙をもらって励みになった」と地元へ感謝の気持ちを言葉にした。
 明日は無観客試合で会場に来れないため、小学校の体育館にスクリーンを設置し、島民はテレビの生中継で久保の雄姿を見届ける。

 「気持ちが強くてKO率は低いがパンチが重たそう」と拳を交える杉本の印象を語ると「今までやってきたことをすべて出して勝つ。気持ちを前面にぶつけていく」と必勝を誓った。
勝輝ジム初の新人王へ
 一方、500gアンダーの51.6㎏で秤を降りた杉本は「相手は東のMVPで強いが勝つために準備してきた。明日は必ず勝ちます」と得意の打撃戦で勝利をもぎ取りにいく。

 激戦区の西日本新人王戦において接戦を制して勝ち上がってきた。杉本は「試合間隔が短くて精神的にしんどかったが、何としても全日本新人王になるために頑張ってきた」と勝輝ジム初の全日本新人王を目指す。
 「やはり後楽園ホールで戦うのは特別な感情がある」と初となる聖地で存在感を示すつもりだ。