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[試合後会見]2021.2.11

佐川遼vs丸田陽七太! 完全決着!

フェザー級注目の一戦
 チャンピオンカーニバル屈指の好カード、日本フェザー級タイトルマッチ王者の佐川遼(26=三迫)対同級1位の丸田陽七太(23=森岡)が11日(木・祝)に後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントで行われた。
 3度目の防衛戦を迎えた佐川が王者の力を見せつけたのか、それとも日本王座初挑戦の丸田が戴冠したのか。注目の一戦のゴングが鳴り響いた。
右:丸田陽七太(森岡)が新王者
 勝負を決めたのは丸田の右ストレートだった。序盤は高度な駆け引きが続き一進一退の攻防を繰り広げていたが、丸田がキレのあるジャブから右ストレートを好打。3回にはワンツーでバランスを崩させた。対する佐川も右ストレートで顔を弾き応戦した。前半終了時の公開採点は、ジャッジ3者ともに丸田がリード。ポイントを挽回したい佐川は、6回に接近戦で反撃に転じたが、7回に丸田は右ストレートを合わせてダウンを演出。再開後はロープに詰めて連打で試合を終わらせた。
冷静に戦うことができた
 試合後にリモート会見に臨んだ丸田は「3分の2は想定内の戦い方ができたが、思っていた以上にパンチをもらってしまった。右をもらってどうにかしないといけないと思っていたが、冷静さは保てたと思う。ダウンを奪うまで勝負はわからなかった。ギリギリの試合」と緊張感たっぷりの攻防を振り返った。
森岡ジム28年ぶりの日本王者誕生
 会見に同席した森岡和則会長は「公開採点で勝っていたが、『後半ポイントを挽回されて引き分けになるとベルトは取れないよ』と伝えた。6~7ラウンドをしっかりとポイントを取りにいってくれた」と話すと、「6歳から入門した陽七太が、チャンピオンになったのはやはり嬉しい」と愛弟子の戴冠を喜んだ。
世界を目指す
 今後について聞かれた丸田は「強いチャンピオンに勝つことだけを考えてきたので、今は誰と戦いたいとかは考えられない。でも、世界王者を目指すのは変わらない」とさらなる飛躍を誓った。
 森岡会長は「佐川選手が持っている世界ランキングが手に入ると思うので、防衛していきながら世界ランクを上げて世界にいかせたい」と青写真を描いた。
採点表