ボクシングモバイルニュース
[試合後談話]2021.1.27

いつでも戦闘態勢!

右:藤田圭(DANGAN AOKI)が攻め込んだ
 「DANGANオール4回戦」が27日に後楽園ホールで開催され、全7試合で若手選手が白熱の攻防を繰り広げた。第3試合51.4㎏契約4回戦では、藤田圭(24=DANGAN AOKI)と三浦成道(24=東京拳闘会)が拳を交えた。
 大晦日に大田区総合体育館で試合をした藤田が、わずか27日後に再びリングに上がった。代役での登場となった藤田は勝利を掴むことができたのか――。
藤田圭(DANGAN AOKI)が連勝
 藤田は相手のジャブをかいくぐり左ボディで体力を削ると、2回に右フックでダウンを先取。後半は接近戦でショートパンチを打ち込んだが、両者とも譲らず試合終了のゴング。ジャッジ3者ともに3ポイント差をつけた藤田が勝利した。
いつ決まってもいいように準備した
 試合が決まったのは1週間前のこと。大晦日に試合を終えたばかりの藤田に急遽、試合のオファーが舞い込んだ。「右拳と首が痛かったが断るとダサいので」と即答すると、57kgから約5.5㎏落として試合に臨んだ。
 試合は決まっていなかったが「いつ決まってもいいように」と1月2日から練習を再開していた。
いつでも戦います!
 「スパーリングもほとんどできなかったので、後半スタミナが落ちてしまった。負けているかもと思ったので、勝てて本当に良かった」と安堵の表情を浮かべた。
 青森県から上京した藤田は同級生で同門の、つがる慶也(24)の試合を見て「自分もボクシングがしたい」と22歳で入門した。
 「今後も、急に試合の話が来たら?」と聞かれた藤田は、「やれと言われたらいつでも戦います!」と拳を握り締めた。