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[インタビュー]2021.1.5

筆談!一問一答。井上拓真

復帰戦でタイトル戦に挑む井上拓真(大橋)
 前WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級暫定王者の井上拓真(25=大橋)は、1月14日(木)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.75」のメインイベントでOPBF東洋太平洋同級王者の栗原慶太(27=一力)に挑戦する。
 井上は、2019年11月にノルディ・ウバーリ(34=フランス)に判定負けを喫して以来の復帰戦で、国内バンタム級ナンバーワンと評される強打者と拳を交える。再び世界を目指すためにも落とせない一戦だ。
 コロナ禍の影響で試合が決まらず間隔が延びたが、全体的な底上げでレベルアップを図ってきたという。バンタム級サバイバルマッチに臨む井上に、一問一答した。
田中恒成(畑中)とスパーリング
■試合を控えた今の心境を教えてください。
井上 1年以上ぶりの試合なので早く試合がしたいです。

■栗原選手の印象を教えてください。
井上 世界ランキングも上位ですし、油断できない選手です。

■田中恒成選手(畑中)とスパーリングをしたということで、拳を交えたのは高校時代以来ということでしたが感想を教えてください。
井上 懐かしい感じと久々の手合わせで楽しかったです。
レベルアップができた
■拓真選手にとって同い年の田中選手は、どのような存在ですか?
井上 同い年なので良い刺激をもらえる存在です。

■尚弥選手ともスパーリングをしたそうですが、久しぶりに手を合わせた感想を教えてください。
井上 やはりすべてにおいてレベルが高いなと感じました。

■2019年の世界戦以来の復帰戦となります。この1年で一番強化できたと思うところを教えてください。
井上 全体的にレベルアップしていると思います。
何もさせないで勝つ!
■年末年始は、どのように過ごしますか?
井上 コロナに気をつけて過ごします。

■拓真選手にとって、この試合の位置づけとは?
井上 また世界を獲るための通過点です。

■当日は、どのような試合になると思いますか?
井上 相手に何もさせないで勝ちます。

■では、最後に試合への意気込みをお願いします。
井上 必ず勝って世界に繋げます。
再び世界を目指す
 15戦目のリングに上がる井上だが、厳しいマッチメークを勝ち抜き、積み重ねてきたキャリアは伊達ではない。世界戦を経て、自分に足りないものを見つめ直しじっくりと鍛錬してきた。
 栗原を相手に明確に勝利すれば、再び世界への道も切り拓かれるはずだ。2021年、最初のタイトルマッチでの井上のパフォーマンスに注目したい。