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[電話取材]2020.12.27

奥本貴之vs古谷昭男!分析したのは?

スーパーフライ級サバイバルマッチ!
 元日本スーパーフライ級王者の奥本貴之(29=グリーンツダ)と日本同級10位の古谷昭男(22=六島)が27日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「CRASH BOXING.21」のセミファイナル、53.0kg契約8回戦で激突した。
 1年ぶりのリングに上がった奥本と世界ランクを狙う古谷は、序盤から激しいペース争いを繰り広げた。
左:古谷昭男(六島)がアップセット
 日本ランカーの古谷と陣営が研究の成果を出して奥本を攻略した!初回から古谷が右ストレートを好打すると、サウスポー奥本の出鼻を挫きペースを掌握。奥本も左ストレートで顔を弾くが、古谷は積極的な攻撃で主導権を渡さず。終盤、奥本が追い上げたが古谷は接近戦でもアッパーを突き上げポイントを奪った。
セコンドの指示通りに動けた
 試合後に電話取材に応じた古谷は「周りから負けると思われていたので、武市さん(武市晃輔チーフトレーナー)から初回からアグレッシブに攻めていくように言われた。セコンドの指示通りに動くことができたと思う。勝ったという確信はなかったので判定を聞いて本当に嬉しい」と喜びに浸った。
六島ジムがグイグイきている!
 12月19日(土)には同門の西田凌佑(24)が元日本王者の大森将平(Woz)に勝利した。大いに刺激を受けたという古谷は「西田さんから、勝ってたくさんファイトマネーをもらったと聞いていたので、自分も続きたいと思った。これでファイトマネーをたくさんもらえるのでうれしい。小林さん(ストロング小林佑樹)に良い流れを作ることができた」と大晦日に元世界王者の比嘉大吾(AmbitionGYM)とのビッグマッチを控える小林に勝利のバトンをつないだ。

 今回の勝利で日本ランキング上位進出と世界ランキング入りも濃厚だ。古谷は「ジムが決めた試合をクリアしていきたい」と控えめに語った。