ボクシングモバイルニュース
[コロナ禍関連]2020.12.23

興行時のコロナ感染防止対策をさらに強化!

コロナ禍の影響で医療機関もひっ迫 

 新型コロナウイルス対策連絡協議会が23日、オンラインで行われた。この日は主にコロナの感染被害が拡大する中、今後のボクシング興行の運営に関して話し合われた。試合前のPCR検査に関して、大晦日に予定しているWBO世界スーパーフライ級タイトル戦と今月26日に墨田区総合体育館で予定している伊藤雅雪(横浜光)対三代大訓(ワタナベ)の試合のみ選手のPCR検査を試合の2日前に行い、両興行のアンダーカードと26日に愛知・刈谷市あいおいホールで開催される日本ライトフライ級戦とアンダーカード1試合の検査は試合前日に行われることが伝えられた。

 7月に興行を再開して以降、試合に出場する選手とチーフセコンドのPCR検査または、抗原検査が前日計量時または、試合2日に行われてきたが、今後は、2名のサブセコンドも試合当日に抗原検査を実施する方向で、話が進められている。今月28日までに詳細が伝えられるが、年明け後の興行から実施される見通し。

 また、コロナ禍の影響で医療機関がひっ迫する中、興行時の負傷者受け入れ機関によっては、受け入れが難しくなることも想定される。そのため、各興行時の提携機関が受け入れを拒否した場合には、興行の開催を中止することを決めた。

 袴田巌さんの事件に関して23日、最高裁判所が再戻しを発表した。今後は東京高裁で再審議が行われる。日本プロボクシング協会の事務局長で、袴田支援委員会の新田渉世会長は「ボクシング界としては心強い決定だと思う」とする一方で、裁判が長引くことを懸念した。