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[海外試合結果]2020.12.19

ゴロフキンが実力証明の強打爆発

IBF世界ミドル級タイトルマッチ

 IBF(国際ボクシング連盟)ミドル級王者ゲンナジー”GGG”ゴロフキン(38=カザフスタン)が、18日(日本時間19日)に米国・フロリダ州ハリウッドのハードロック・ホテル&カジノで初防衛戦を決行。IBF3位の指名挑戦者カミリ・シュメルタ(31=ポーランド)を相手に全盛期時代を思わせる圧倒的なパワーをみせつけた。

ゴロフキンが4度倒してV1成功

 挑戦者シュメルタの母国ポーランドのプライムタイムに合わせてゴングが鳴った1戦は、初回からゴロフキンが試合を動かした。初回終了間際に返しの左フックで倒したゴロフキンは、続く2回にも右で2度目のダウンを奪った。ジャブから細かいパンチでなんとか応戦するシュメルタだったが、さらに4回にもゴロフキンに右を被せられ、左を浴びて3度目のキャンバス送りになる厳しい展開。5回にはややペースが落ちたゴロフキンだったが、7回に今度はジャブの刺し合いで4度目のタウンを取ると、さらなる追撃のままラウンドが終了。8回に入る前、シュメルタ陣営がインターバル中に棄権を申し入れ、ゴロフキンが7回終了、棄権によるTKO勝利でV1に成功した。

 これでミドル級タイトル戦が通算21度目の防衛となったゴロフキンの戦績は43戦41勝(36KO)1敗1分。これが初黒星となり世界初挑戦も失敗となったシュメルタは22戦21勝(5KO)1敗とした。